軽自動車といえば、いまやスーパーハイトワゴンが主役。日産ならルークスが真っ先に候補に挙がるだろう。しかし、いつも後席に人を乗せるわけでもなく、大きな荷物を積む機会も少ないなら、その広さは本当に必要だろうか。あえてデイズを選ぶと、軽自動車本来の身軽さが見えてくる。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、日産
【画像ギャラリー】グレードで顔が違うのおもしろ!! デイズのハイウェイスターとG・ボレロを画像で比較!(6枚)画像ギャラリールークスより135mm低く、120kgも軽い!!
デイズとルークスはどちらも全長3395mm、全幅1475mmという軽自動車規格いっぱいのボディを持つ。違いが大きいのは高さだ。
現行デイズX(2WD)の全高は1650mmなのに対し、ルークスX(2WD)は1785mm。デイズのほうが135mm低い。さらに車両重量はデイズXが840kg、ルークスXが960kgで、その差は実に120kgにもなる。
もちろんルークスが重くて背が高いのには理由がある。室内高を稼ぎ、大きな後席空間を確保し、さらに左右スライドドアを備えるためだ。小さな子どもの乗り降りや、狭い駐車場で後席を頻繁に使う家庭なら、そのメリットは絶大である。
しかし、通勤や買い物が中心で、乗るのは1〜2人がほとんどという使い方なら話は変わる。
低くて軽いデイズは、発進や停止、交ーナーでの身のこなしが素直。背の高いクルマ特有の揺すられ感も抑えやすく、「軽自動車を運転している」というより、ごく普通のコンパクトカーに近い感覚で扱える。
しかもヒンジドアなら開け閉めはシンプル。電動スライドドアが開くのを待つ必要もない。ひとりで乗って、目的地に着いたらサッと降りる。そんな日常では、この単純さがむしろ気持ちいい。
広さを使わないならデイズのほうが合理的
価格にも差がある。2026年7月に一部仕様変更されたデイズX(2WD)は150万400円。一方、ルークスX(2WD)は173万9100円だから、差額は23万8700円だ。
もちろん、その差でルークスは圧倒的な室内高やスライドドアを手に入れている。それを日常的に使うなら十分に価値がある。
しかし逆にいえば、それらを必要としない人にとってデイズはかなり合理的だ。
デイズも決して「安いだけの軽」ではない。2026年7月の改良では衝突被害軽減ブレーキの性能を高め、後席リマインダーやUSB Type-C電源ポートも標準化。インテリジェント アラウンドビューモニターや後側方車両検知警報など、日産らしい先進安全装備も用意されている。
軽自動車は広ければ広いほど偉いわけではない。子育て世代ならルークスの便利さは魅力的だが、子どもが独立した夫婦や、通勤中心のユーザー、セカンドカーとして使う人なら、そこまでの空間は必要ないケースも多い。
そんな人にとって、デイズは「ルークスでなくてもいいから選ぶクルマ」ではない。「ルークスほど大きくなくていいから、あえて選びたいクルマ」なのである。
スライドドアを捨てれば、軽自動車はもっと軽く、もっとシンプルになる。毎日の足として考えれば、その“ちょうどよさ”こそデイズ最大の魅力かもしれない。
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