カワサキのスーパーチャージャー搭載フラッグシップ「Ninja H2 CARBON」が進化を遂げ、2027年1月23日に国内発売される。メーカー希望小売価格は418万円。低中回転域のトルク強化や加速性能の向上に加え、ブレーキやサスペンション、電子制御も充実。国内仕様の生産台数は約300台を予定する、注目の2027年モデルをチェックする。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】カワサキ新型Ninja H2 CARBON発売日決定! 300台限定級の進化に注目(20枚)画像ギャラリー高回転の刺激だけじゃない! 低中速トルクを磨いたスーパーチャージャーの真価
2015年に登場し、カワサキの技術力を象徴するモデルとして存在感を放ってきた「Ninja H2」。そのフラッグシップが2027年モデルで進化する。カワサキモータースジャパンは、新型「Ninja H2 CARBON」を2027年1月23日に発売すると発表した。
メーカー希望小売価格は418万円(税込)。カワサキケアとETC2.0を含む価格設定で、カラーはミラーコートスパークブラックを採用する。さらに注目したいのが、国内仕様の生産台数が約300台を予定している点だ。
ただし、これは単なる希少モデルの話ではない。今回の改良では、スーパーチャージャーならではの高回転域の加速感を維持しながら、低中回転域での力強さを磨き上げている。
998ccの水冷並列4気筒エンジンに、カワサキが独自開発したスーパーチャージャーを組み合わせるNinja H2 CARBON。今回の改良で重視されたのは、特に4000~7000rpmの回転域だ。
圧縮比を高め、ピストン形状や燃焼室、カムプロフィール、吸排気系などを最適化。さらに、スーパーチャージャーのインペラブレード形状も見直し、吸気温度の低減とノッキングの抑制に取り組んでいる。
つまり、ただ最高回転域の刺激を追求するのではなく、低中回転域から力強さを引き出す方向へ進化したわけだ。もちろん、実際の走行フィールや燃費がどの程度変化するかは、試乗で確かめたいところである。
加速性能の向上には、二次減速比の変更も効いてくる。従来の2.444(44/18)から2.588(44/17)へとショート化し、より力強い加速感を狙った。軽量・コンパクト化された4-into-1エキゾーストシステムも採用され、トルク向上と日常域での扱いやすさに配慮している。
足まわりや電子制御にも注目
走りを支える装備も見逃せない。フロントブレーキには、カワサキ初採用となるブレンボ製Hypureキャリパーを装備。フロントサスペンションにはKYB製AOS-II、リアにはオーリンズ製TTX36を採用する。
また、メーターディスプレイは2種類の表示モードを選択可能となった。ブースト圧に加え、航空機のヘッドアップディスプレイに着想を得たバンク角・ピッチ角表示など、スーパーチャージャー搭載車らしい情報表示も盛り込まれている。
電子制御では、5つの設定を持つトラクションコントロール「KTRC」や、KTRCとパワーモードを連携させるインテグレーテッドライディングモードを採用。クルーズコントロールにも対応する。さらに、クラッチ操作なしでシフトアップ/ダウンできるKQSは、1500rpmから作動を開始できるようになった。
なお、ローンチコントロール「KLCM」はクローズドコース専用機能だ。公道や日常走行では使用できない点には注意したい。
外観にも手が入っている。ミラーコートスパークブラックのボディには、カワサキ独自の銀鏡塗装を採用。反射粒子のサイズと量を変更し、メタリックな質感を高めた。さらに、カワサキ初となるホイールへの水転写プリントも取り入れている。
メーカー希望小売価格418万円(税込)という価格は、気軽に手を伸ばせるものではない。しかし、独自開発のスーパーチャージャーに加え、ブレンボ製ブレーキやオーリンズ製リアサスペンションなどを備える点は、このモデルならではの魅力といえる。
販売はカワサキプラザのみ。カワサキケアモデルとして、1カ月目点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルターを含む)が無償で受けられるのもポイントだ。
一方、スーパーチャージドエンジンは生産に時間を要するため、供給台数には限りがある。2027年モデルの国内仕様は約300台を予定しており、出荷時期も生産状況によって前後する可能性がある。
高回転域の刺激だけでなく、低中速域の力強さや足まわり、電子制御まで磨き上げた新型Ninja H2 CARBON。スーパーチャージャーという独自技術を追求するカワサキの姿勢が、改めて感じられる一台だ。






















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