インテリア
プレミアムブランドとして名高いアウディらしさは、エクステリアよりもインテリアでその進化を発揮しているが、新型Q5ではさらに進化を遂げている。
従来モデルからの最大の変更点は、音響フィードバック付きの新しいMMIタッチディスプレイの採用だ。
Q5ではセンターコンソールにロータリー/プッシュコントロールが設置されていたが、MMIタッチディスプレイの採用によりそれは廃止。新型ではその部分に収納スペースが新設されて利便性を高めている。
画期的なMMIタッチパネルは、ドライバーが手で文字を入力するか、ボイスコントロールシステムを介して入力するか選択できる優れもの。
Audi connectオンラインサービスなどの先進の『つながる』サービスも充実している。
パワーユニット&ドライブトレーン
日本でも2019年から販売されているQ5 40 TDIクワトロは、204ps/400Nmをマークする2L、直4DOHCディーゼルターボを搭載。新型ではエンジンを軽量化している。
今後さまざまなパワーユニットが追加予定となっているようで、追加されるのは、2種類の4気筒TDI(ディーゼルターボ)、V6TDI(ディーゼルターボ)、2L、直4DOHCのTFSI、2種類のスペックバージョンのプラグインハイブリッドとアナウンスされている。
ただし日本ではどのパワーユニットが追加導入されるのは未定だ。
名前のとおり、Q5 40 TDIクワトロは、アウディ自慢のフルタイム4WDで、通常時は100%前輪に駆動力が配分されているが(FF状態)、滑りやすい路面や後輪に駆動が必要な時には瞬時に後輪に駆動力が配分される。
先進安全装備
ドライバーをアシストする先進安全技術も満載されている。
新型Q5にはアウディプレセンスシティが標準装備される。これは前方車両との衝突を回避したり、衝突後の2次被害を経験するシステムとなっている。
オプション設定されるターンアシストは、長距離運転などでのドライバーの疲労軽減につながるレーンキープなどを備えるいっぽうで、予測的な運転スタイルまでサポートするので、安全面だけでなく燃費向上にも貢献してくれる。
新型は2021年春頃日本導入開始予定
エクステリアについては、標準のほかアドバンストライン、Sラインの3タイプを用意している。それに対しインテリアは標準、デザインセレクション、Sラインとエクステリア同様に3タイプあり、どのタイプも自由に組み合わせることができ、3×3=9パターンから選択することができるという。
日本仕様がどのようになるのかはわからないが、現状を考えてもかなりの自由度があるのは間違いない。
大幅にアップグレードされた新型Q5は、2021年春頃から日本でも販売される予定となっている。
現在日本で販売されているQ5 40 TDIクワトロは649万円だから、新型では20万~30万円アップの670万円前後となると予想している。
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