■新型コロナウィルス感染症の拡大を受けて決定
毎年1月の風物詩としてクルマ好きの人気を集め、近年では大手自動車メーカーも出展して新車お披露目の場としても注目されていた東京オートサロン。今冬も2021年1月15日(金)~17日(日)に幕張メッセ(千葉県)にて開催を予定していたが、本日(2020年12月23日17時)、主催事務局より「中止する」との旨が正式に発表された。
今年(2020年)1月に開催された東京オートサロン2020では開催3日間来場者の数は累計33万人超で過去最高を記録。「2021」は直前まで「入場者制限をして、感染防止対策を徹底して開催」とアナウンスされていたが、日本国内の新型コロナウィルスの感染者数が拡大するにつれ、大手自動車メーカーやタイヤメーカーが出展のキャンセルを通達。
東京都や千葉県の「年末年始の行動自粛等の要請」、医療関係団体からの「医療緊急事態宣言」が出される状況などを鑑み、幕張メッセでの開催を断念することとなった。
なお、同時に開催されるオンラインイベントである「バーチャルオートサロン」は、予定どおりの開催に向けて準備を進めているという。
各出展社が支払い済みの出展料の返金などについては、おって事務局から連絡があるというが、すでにスタッフや出展車両、ブース設営の準備を進めていた出展社も多く、しばらく混乱は続きそうだ。
日本クルマ界を代表するイベントのひとつであり、中止は残念ではあるものの、昨今の状況を考えるとこの判断は仕方ないものだとも思う。
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