トヨタグループでソフトウエアを中心にモビリティ開発を担うウーブン・プラネット・ホールディングス(以下、ウーブン・プラネット)が、自動運転モビリティのための高精度地図を中心とした次世代道路情報解析に強みを持つ、カーメラ社*3(CARMERA, Inc./米国)の買収に合意したと、2021年7月15日付のプレスリリースで発表した。
ウーブン・プラネットは、同年4月、リフト社(Lyft, Inc./米国)の自動運転部門レベル5(Level5)を約5.5億ドルで買収に合意したばかり。
大型買収案件が続くトヨタグループ。ロボットやAIなどの先端技術を人々のリアルな生活環境の中に導入・検証する実験都市「ウーブン・シティ」完成に向けて一歩ずつ前進している。
文/ベストカーWEB編集部 写真/ウーブン・プラネット・ホールディングス
道路情報の解析技術を持つカーメラ社を買収
買収完了後、カーメラ社のチームは、ウーブン・プラネットの事業会社であるウーブン・アルファ株式会社*2(以下、ウーブン・アルファ)の自動地図生成プラットフォーム(Automated Mapping Platform=AMP*1)チームと協働し、ウーブン・アルファの事業拡大に向け、新たな戦略領域を探索。オープンソフトウェアプラットフォームの「アリーン(Arene)」や「ウーブン・シティ(Woven City)」などの革新的プロジェクトを進めていく。
数ある事業のなかでも、AMPは安全で快適な自動運転を実現するために重要な高精度地図の生成や更新、提供を行うクラウドソース型のソフトウェアプラットフォームとして重要な事業のひとつ。
ウーブン・アルファは、道路や車線まで含むグローバル規模の高精度地図プラットフォームへとAMPを進化させ、それぞれの地域に適した高精度な地図を用いて安全な自動運転を支援することを目指していく。
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