■ロードとサーキットの2タイプを用意
セブン170は、基本スペックは共通となるが、ロード志向の「S」とサーキット指向の「R」の2グレードを設定している。
セブン170Sは、ロードサスペンションパック、フルウィンドウスクリーンソフトトップ及びドア、ブラックレザーシート、MOMOステアリングホイールを標準とし、公道走行を主体とした標準的な仕様となる。
対するセブン170Rは、スポーツサスペンションパック、コンポジットレースシート、4点式レースハーネス、LSD、MOMOステアリングホイール、カーボンダッシュボードが標準。
フロントガラスの代わりにエアロスクリーンとなり、レースロールケージもオプションで用意される。S仕様に標準となるヒーターも非装着となるスパルタンぶりだ。
ケータハムカーズは、セブン170では従来型となるセブン160よりも多くのオプションを追加。さらに以前はなかったR仕様を加えたことで、新旧モデル両方のユーザーから喜ばれることを確信しているとコメント。また簡素化と軽量化はCO2排出量の削減にも貢献しており、同車がULEZとEURO 6の両方に適合していることも公表している。
価格については、従来型となるセブン160の400万円代から大きく上昇してしまったのは残念。今の時代の背景を考えると、ケータハムに生き残ってもらうための応援価格と受け取るべきかもしれない。
ただ日本独自の軽自動車のエンジンが、伝統的な英国ライトウェイトスポーツカーの環境性能向上に貢献することは、日本のクルマ好きにとっても誇れることだ。現在のケータハムカーズは、2021年4月より、日本のVTホールディングスの子会社となっており、日本とも縁の深い自動車メーカーでもある。
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