■6台の警察車両が証拠車両を護衛
今回の事件でランクルプラドが投入されたのは、搬送中の強奪阻止を目的とするためだったのだろう。大阪府警の並々ならぬ決意がうかがえる。また、肝心の証拠車両は前回の事件を教訓にしてか、車体を覆うカバーが取り付けられており、簡単に車内にアクセスできないようになっていた。
さて、現場では一通りの車内検索や鑑識活動が終わると、いよいよレッカー車での搬送となった。車列は所轄署の覆面パトカー、本部の覆面パトカー、所轄署のパトカー、レッカー車(証拠車両)、地域遊撃車、方面隊パトカー、方面隊パトカーという警察車両6台が編成された車列で所轄署まで搬送された。ランクルプラドは証拠車両の真後ろを走行し、かつての警護車さながらの走りで現場を後にした。
ところで、大阪ではかつてワースト一位であったひったくりは下火になったものの、車上荒らしが大阪府下で急増中である。同時に全国的にも車上荒らしが増えているため、愛車はもちろんのこと、レンタカーやカーシェアリング利用時であってもクルマから離れる際は確実に貴重品を持ち出して盗難防止、そして事件の誘発防止に努めたい。
【画像ギャラリー】不審車搬送! 厳重すぎる警察の車列をチェックする(9枚)画像ギャラリーなお、捜査用車両や警護車など、もっとパトカーについて知りたい方は『平成~令和新時代 パトカー30年史』もご覧ください。『平成~令和新時代 パトカー30年史』はこちら
コメント
コメントの使い方