西鉄バスグループでは2021年12月24日から12月30日までの7日間、小学生を対象としたバス運賃割引キャンペーン「こども 50円バス」を実施する。年末のお出かけに超うれしい「50円バス」。
西鉄ユーザーの皆さん。お子さん、お孫さんとバスで年末の散策にでませんか?
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】西鉄が「こども50円バス」キャンペーンを実施!(9枚)画像ギャラリーこども50円バス企画の目的
当企画は、子どもたちにバスを使ってお出かけすることの楽しさを知ってもらい、バスに親しんでもらうことを目的としている。西鉄は長期休暇期間における友達や家族との思い出づくりをサポートしていきたい考えだ。
「こども 50円バス」は、期間中どの路線バスに乗っても1乗車50円で利用できる。福岡市動植物園や、マリンワールド海の中道、太宰府天満宮なども50円で出かけることができるので、西鉄では「お得に利用できるこの機会に、是非これまで行ったことのない場所へバスで行ってみませんか」と呼びかける。
対象は小学生のみで、運賃の支払いは現金のみ。乗車方法は通常通り整理券を取り、降車の際に乗務員に「小学生」である旨を申告して運賃50円と整理券を運賃箱に投入すればよい。
対象地域は全域で筑豊特急にも乗車可
対象地域は、福岡、北九州、筑豊、久留米、大牟田、佐賀の西鉄グループ全地域のすべての路線バスで、筑豊特急とドーム・マリンメッセ-天神・博多の臨時バスも乗車可だ。
一方でドーム臨時便を含む全高速バス、直方特急(直方小倉線)、コミュニティバス全路線、福岡オープントップバス、のる~とは対象外になる。
制限が多いように見えるが…
西鉄のバス路線はt鉄道や高速バスを利用しなくても広大な路線バスネットワークのみで多くの目的地がカバーできるのが利点だ。
鉄道駅と住宅街を結ぶフィーダー路線のみならず、地域の中心地や市街地と離れた住宅地とを直結する路線バス網が発達しているので、少ない乗車回数で主要目的地まで行くことができるのも特徴だ。
福岡・北九州ともに都市高速道路を積極的に利用して都心直結する路線網の構築は西鉄独特の思想で、これが鉄道と常に競合し便利な交通網を発展させてきた西鉄モデルともいえる。
昨今では収益性や乗務員不足から劣勢なバスだが、子供たちが冬休み期間中に安くバスに乗り冒険する機会が増えることで将来的なバス利用客の確保につながることを祈りたい。
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