アルファードらは2匹目のどじょう??  日本車をパクッた日本車たち

■初代エルグランド←初代アルファード

1997年5月〜2002年5月。初代エルグランドが販売されていた時、トヨタはグランピア/グランドハイエースを販売していたが、エルグランドがLクラスミニバン市場で圧倒していた

2002年5月〜2005年4月。初代エルグランドの大ヒットを受けて登場した初代アルファード。次第にアルファードが市場を席巻していく

アルファードは、エルグランドの典型的なパクリカーであると断じることができる。
エルグランドの登場は1997年5月で、2002年5月に2代目にチェンジ。その時期に合わせてトヨタがリリースしたのが、初代アルファードだ。

元祖側のモデルチェンジに合わせてパクリを出したタイミングは、ソアラに対するレパードと同じで、今度はトヨタがやり返した形である。

ベースの駆動方式こそ違ったが、箱型の大型高級ミニバンというコンセプトや、イバリの強いアメリカン・ミニバン風のグリルという部分はまったく同じ。

それでいてアルファードは、FFベースがもたらす居住性や、4気筒2.4Lエンジンの投入によるお買い得感で、登場直後からエルグランドを逆転。その後差は開く一方となった。

現在は、日産が国内専用車としてのエルグランドの新規開発をあきらめ、米国向けの「クエスト」の幅狭版にしたことから、ルーフが低くなり、半ば戦線離脱状態に。アルファード/ヴェルファイアの独走となって久しい。

■パクリ判定/もともとは超有罪
■パクッた結果/大勝利

■特別番外編/スズキX90←イヴォークコンバーチブル

これは国産同士じゃないですが、余話として。販売当時、迷車・珍車の名を欲しいままにしたX90だが、SUVとオープンの合体というコンセプトは、イヴォークコンバーチブルも一応同じ(?)。パクリではぜんぜんないにせよ、後追いと言えないこともない。VWも後追いする可能性アリ。

ひとつのコンセプトが、時代を超えて復活することもあるということで、いまさらながら、X90に敬礼!

1995年10月〜1997年12月。1993年の東京モーターショーに出展した際、大好評だったので市販化。2シーターSUVという異色なキャラクターだったが大不人気

2015年11月に発表され、日本でも2016年9月から受注が始まったレンジローバーイヴォークコンバーチブル。異色さという点ではどちが上?

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