災害にも!! アウトドアにも!! ホンダ携帯型蓄電機はどこまで「使える」のか?


 ホンダといえばいまや自動車のみならず航空機の製造までするメーカーだが、実は農機具や発電機などにも強いメーカーだ。

 そんなホンダが手掛けたのが充電型バッテリーの「リベイドE500」。かわいらしいポップな姿はまるでN-BOX スラッシュのようだが、実際にこれ使えるのか?

 元々はアウトドアなどを想定していた製品にも思えるが、昨今の自然災害を考えると実際に災害時にも使えるか実験をしたくなった。

 自動車ライター永田恵一氏が実際に使ってみて、果たしてE500はどこまで使えるのかに迫ります。

文/写真:永田恵一


■日ごろからできる災害への備えとしてE500はどうだ

 2018年は9月に入ってからだけでも9月4日に関西地方を襲った台風21号、9月6日に発生した北海道胆振東部地震と大きな災害が相次いでいる。

 災害大国とも呼ばれる日本はいつ、誰の身に災害が起きてもおかしくない状況となっている。

 また2つの災害で共通しているのは規模が大きかったり、長期的だったりと停電が起きていることで、災害への備えの1つとしてバッテリーの類の必要性も再認識されている。

こちらがE500。サイズもコンパクト。さすがに携帯するには重さもあるが、クローゼットに1台でもあると心強い

 そんななか注目すべき製品があった。クルマやバイクだけでなく、航空機や発電機も含め”人の生活に役立つもの”を作るホンダが販売する「リベイドE500」だ。

 E500は充電して電気を貯めて、外でも電気を使える、蓄電機だ。いかにも災害時に役立ちそうなものがあり、実際に使ってその実用性を試してみた。

■実際のところE500のスペックは?

 リベイドE500で何ができるのかというと充電、蓄電、放電だ。

 100Vコンセントのみならず、アクセサリーソケット充電器を使えばクルマのアクセサリーソケットからも充電ができる。

 電源がないところでも電気が使えるのが最大の強みだ。リベイドE500のスペックは以下のとおり。

自動車のアクセサリーソケットからの充電もできるE500。シガーソケットとは異なるので注意が必要

・サイズ:全長266×全幅182×全高248mm(持ち運び用ハンドルを含む)
・重量:5.3kg
・バッテリーの容量:500W(500W分の電気なら約35分、300W分の電気なら約1時間使える)
・電気の取り出し口:100Vコンセント×2、USB出力端子×2
・価格:7万9920円(アクセサリーソケット充電器付属モデルは8万6400円、それぞれ消費税込み)

 その他の特徴としてはホンダ独自の”正弦波インバーター”の搭載。簡単に言えば家庭用コンセントと同等の質の高い電気が安定供給される。

 電気の質の影響を受けやすいパソコンやスマートフォンといった精密機器の使用にも安全で安心なのだ。

 またリベイドE500を2つ接続したり、ホンダの発電機とつなぐといった並列運転も可能で、並列運転の場合はより多くの電気を使える。

E500同士を2台繋ぐ並列運転や、ガスコンロで動く「エネポ」との接続も可能。最大1400Wを供給できる

 並列運転で使える電気の量はリベイドE500を2つつなぐと1000W、カセットコンロなどに使うカセットボンベで動く発電機”エネポ”とつないだ場合は1400Wまで増やせる。

 もちろん全国で充電可能だ(東日本の50Hz、西日本の60Hzの周波数も切り替え可能)。スペックを見る限りなかなか使えそうだ!!

【使い方】
1. 100Vコンセントかクルマのアクセサリーソケットから充電する(バッテリー残量ゼロから満充電までに掛かる時間はどちらも約6時間)

※クルマで充電する場合には誤って形が同じシガーソケットを使わないよう注意が必要

2. メインスイッチをオンにし、”AC OUT”のボタンを押せば準備完了。コンセントやUSBをつなげば、電気が使える。

 また100Vコンセント、クルマのアクセサリーソケットともに充電しながらリベイドE500から電気を使うというのも可能だ。

 使い方に関しては複雑なスイッチ類もなく、説明書を読めば簡単に理解できる構成なのも好印象。

次ページは : ■災害時も想定してみて使ってみた

最新号

ベストカー最新号

SUVブームの新たな主役の最新情報捕捉!! ベストカー11月26日号

 本来なら東京モーターショー2021が開催されていたはずのこの時期、クルマ好きにとってはちょっと物足…

カタログ