■災害時も想定してみて使ってみた
さっそく実際に使ってみた。災害時の設定も大事だが、普段から屋外などでデスクワークもある私にとってはパソコンなどとの相性も気になるところ。
5パターンのシチュエーションで使ってみた。なお各実験とも1時間程度の使用を行ったが、電池残量に関しては消耗が見られなかった。
1. 電源のない出先や屋外でのデスクワークを想定
E500のコンセントからノートパソコンとカメラのバッテリーの充電器、USBからインターネット接続用も兼ねたスマートフォン、タブレットを接続。
結果は電気の使用状態を表示する出力インジゲーターが1つで点滅(50W未満使用)と、朝飯前といったところ。
天気のいい静かな屋外で気持ちよくデスクワークするという使い方をすると、仕事がはかどりそうだ。
2.停電時を想定
E500のコンセントからLED電球の電気スタンド、電源タップをつなぎ、電源タップからはラジオ、タブレットとフューチャーフォンの充電器を接続。USBからスマートフォンを充電
結果はこちらも出力インジゲーターは1つ点滅と余裕しゃくしゃく。
避難所で「ラジオで情報を共有しながら、電源タップを複数使ってみんなのスマートフォンを一気に充電する」といった使い方にも対応してくれるだろう。
こういう使い方をしてみると、最大何台のスマートフォンを充電できるかも興味深い。
3. テレビを見る
32インチの液晶テレビだけをコンセントにつなぐと、出力インジゲーターは1つ点灯(50~100W消費)になったものの、まだまだ余裕。
避難所でテレビを見るケースは少ないかもしれないが、テレビで情報収集をしながらスマートフォンの充電をするなんて使い方もできる。
4. ご飯を炊く
次は救援物資が届くまでにご飯を炊けるかの実験。炊飯器(2人暮らしまでを想定した3合サイズ、消費電力は440W)でお茶碗に軽く2杯分の四分の三合を炊いてみた。
結果はときおり出力インジゲーターが3つ点灯(300から450W消費)しながら、時間は約40分、味も変わらずといつも通りにご飯が炊けた。
なおバッテリー残量は炊けた後30分保温しても最大の4目盛り残っており、長く保温しなければ1充電で2回ご飯が炊けそうだ。使えるぞ!!
5.ドライヤー
ドライヤーは消費電力が1200WとE500の使用限界を超えているが、試してみた。まずCOOL(常温の風)は熱が出ないためか出力インジゲーターが2目盛り(100から300W消費)で、問題なく使えた。
続いて「禁断の」SET(熱い普通の風量)にすると、さすがに電気が足りず即停止してしまった。
ただ過負荷の場合はヒューズ機能が働き停止し、危険な状態にならないことは確認できた。しばらくすると機能は復帰する。
E500一台で使える消費電力の上限は、500Wのスペック通りテストした小さめの炊飯器、小さめの電気ポット(1リッターサイズで430W)くらいだろう。
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