「デリカの学校」で見えた「タフさ」の証明!!!!【デリカD:5の真の実力】

 本格的なオフロード走破性能を誇る異色のミニバン、デリカD:5。発売後11年が経過しているのにもかかわらず、月販平均台数約1000台と根強い人気を保ち続けている。

 そんなデリカD:5オーナー向けのイベントが開催された。はたしてどんなイベントだったのか? 1日体験したので報告しよう。

文/ベストカーWeb編集部
写真/三菱自動車、ベストカーWeb編集部


■デリカD:5オーナー12組がラフロードコースで思う存分走らせた!

静岡県裾野市にあるラフロードコースに日本全国からデリカD:5オーナーが12組集まった

 三菱自動車が1996年から主催しているクルマの学校「ラフロード篇」として、デリカD:5オーナー限定イベント、「PLAY  THE NATURE TOUR」が2018年8月25、26日に静岡県裾野市の特設コースで開催された(今年1月に開催された「アドベンチャー篇」の様子はこちら)。

 取材した8月25日には、全国各地から全12組のデリカD:5オーナーが集結。講師はクルマの学校校長の熊沢祥人氏をはじめ、パリ・ダカール優勝ドライバーの増岡浩選手や全日本ダートラドライバーの目黒亮選手、三菱自動車・商品評価部の方々など錚々たるメンバーが参加した。

増岡浩選手がコースの走り方や注意点、運転のコツなどを解説。デリカD:5オーナーたちは熱心に聞き入っていた。コースを走るのは、オーナーが所有するデリカD:5ではなく、三菱自動車が用意したデリカD:5だった

 特設コースは、急な斜面のヒルクライムの上り下りや3輪走行状態になるモーグル。そして180度ターンや車庫入れなどが設定された泥濘路のフラットダートの2コース。前日までに雨が降っていたため、コースはぬかるんだまさに泥んこ状態。

 12組のデリカD:5オーナーたちが、デモ走行の後、ヒルクライムとフラットダートの2つのコースを走行開始。家族を乗せて各オーナーたちは、普段体験することのできない急斜面の上り下りや3輪走行のモーグルを走り、デリカD:5のオールホイールコントロールの実力を試した。

急斜面の上り下り。上りはトラクションコントロールオフで一気に駆け上がる

モーグルでは3輪走行状態になっても走ることができるデリカD:5の実力に驚いていた。この状態でドアがしっかりと開いた。デリカD:5のボディ剛性が高い証拠だ

深い泥んこのなかを走るフラットダートコース。180度ターンや車庫入れ、ブレーキングで決まった範囲内に止まれるかなど難しいコース。午後にはタイムアタックも行われた

 走りはじめは、さすがに普段体験できない泥濘路や急斜面なコースだけにかなり戸惑っていた。昼食をはさみ、ヒルクライム、モーグルを走り終えたデリカD:5オーナーさんたちに、走って見てどう感じたのか聞いてみた。

 まず、佐賀県から駆けつけた原野善明さんと道大くん。善明さんは「今まで経験したことのない泥んこ道や急斜面を走って正直ドキドキでした。本当にいい経験をさせていただきました。フラットダートコースの車庫入れでは、ぬかるみにハンドルを取られてバックするタイミングが遅くなってしまいました。今回走ってみて、4WDオートと4WDロックの走りの違いがよくわかり、デリカD:5の実力って凄いんだなと改めて感じました」

12組のなかで最も遠い佐賀県から参加した原野善明さん、道大くん

 続いて、兵庫県から参加した脇本亮さん、涼子さん。そしてお子さんの晨(しん)くん、都香(いちか)さん、晟(せい)くん。脇本亮さんは「デリカD:5で雪道をビビリながら走ったことはありましたが、ここまで凄い泥んこ道は走ったことがなかったのでいい経験をさせていただきました。デリカの本当の実力を知ることができて嬉しいです。これからは雪道でもビビることなく、余裕をもって走ることができそうです」

兵庫県から参加した脇本さんファミリー。デリカD:5の本当の実力を知ることができて嬉しいとお父さんの脇本亮さん

 横浜から参加した金子隆宣さんと大成くん。隆宣さんは「フラットダートは、クルマがいうことを聞かなくてハンドルを切ってもなかなか曲がらなかったので凄く難しかったですが、アドバイスをもらってからは、どうにか走れるようになりました。上り坂では、トラクションコントロールオフで勢いをつけると上っていけたのにはビックリしました。こんな泥んこのコースでも走れるデリカD:5って凄いと思いました」

横浜から参加した金子隆宣さん、大成くん。当初はうまく走れず難しかったそうだがアドバイスをもらってからはどうにか走れるようになったという

岐阜県から参加した桐山忠雄さんファミリー。フラットダートコースを走行中にお邪魔した。車中はかなり揺れていたが、お子さんたちは終始とても楽しそうだった

 昼食後、講師陣が午前中に走ったオーナーさんたちを見て、気づいたことを指摘し、以下のようにオーナーさんたちにアドバイスした。

●アクセルを踏む、踏まないのメリハリをつける
●パイロンを曲がる時は早め早めのハンドル操作
●スローイン・ファーストアウト(ゆっくりとコーナーに進入し、加速しながら高い速度でコーナーを脱出)
●目線は少し先を見て走る
●ハンドルの内掛けはしない

 こうしたアドバイスを受けて、午後のセクションおよび、その後に行われたタイムアタックでは、オーナーさんのほとんどが速く、そしてスムーズに走れるようになっていた。

泥濘路では、パイロンに車体がぶつからないように走るのが難しい。早め早めのハンドル操作で、アクセルにメリハリをつけて走るのがコツ。基本は4WDオートでぬかるみが深いハマりそうなところは4WDロックで走った

 フラットダートコースとヒルクライムのコースを走り終えた後は、タイムアタックと増岡浩選手によるスペシャル同乗走行が行われた。

 増岡浩選手のデリカD:5に同乗したオーナーさんたちは、「凄すぎる……」、「こんなに速く走れるなんてビックリ」と一同絶句していた。

 今回、取材した本企画担当も同乗。「これってミニバンだったよね?」と自問自答するほどのエキサイティングな増岡浩選手の走りに驚愕。外からドリフト走行、急斜面を駆け上がるデリカD:5の姿を見ていたのだが、挙動は安定していてヤワな感じが一切見られなかったのに二度ビックリ。

 また、オーナーさんに混じって本企画担当もフラットダートコースとヒルクライムを走ったが、これほど高い4WD性能を持ったミニバンはデリカD:5以外存在しないだろうと感心することしきり。しかもオフロード走行が楽しくなるミニバンって珍しい!

 それは普段デリカD:5を楽しんでいるオーナーさんたちも同意見だった。「普段、何気なく家族がたくさん乗れるミニバンとして使っていますが今回、初めてデリカD:5の本当の実力を知りました」、「知識として知ってはいましたが実際に体験してみると、想像以上の凄さでした」、「デリカD:5の本当の実力を実際に体験できて嬉しかったです」などの声が多く聞かれ、オーナーさんたちのビックリしつつも、満足そうな笑顔が印象的だった。

増岡浩選手の華麗なドライビングを見ることができた同乗走行

泥濘路のフラットダートコースでのドリフト走行。デリカD:5の実力を垣間見ることができた

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