米国の大手トラックメーカーで、フォルクスワーゲンの商用車部門であるトレイトン・グループに属するナビスターは、「インターナショナル」ブランドの大型トラック「LT」のモデルチェンジと、新型パワートレーンを発表した。
専門メーカーが存在する米国では、トラックのエンジンやトランスミッションなどを社外から調達することも多いが、今回の「S13統合パワートレーン」はナビスターがトレイトンと協力して白紙から開発したという。
その統合パワートレーンだが、エンジン・トランスミッションから排ガス浄化用の後処理装置まで、一体的に新規開発することで従来車に対して15%もの燃費向上を謳う意欲作だ。
「いかにもアメリカン」なトラックを作るナビスターだが、トレイトン・グループの力も借りて、他にはマネのできないソリューションの実現を目指している。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/Navistar