2018年6月に発表された5代目フォレスターは取り回しのよさと室内の広さを両立したパッケージング、使い勝手の良い装備を採用し、SUVらしいたくましさが感じられるデザインを持つ、スバルが最量販車種と位置づけるグローバル戦略車。
今回フォレスターに、2L直噴e-BOXERを搭載したTOURING(299万2000円)、X-BREAK(313万5000円)、ADOVANCE(323万4000円)、1.8L直噴ターボDIT搭載のSPORTに加えて、新たに「STI SPORT」(363万円)がラインナップに加わった。
さて、フォレスター「STI SPORT」はどんなモデルに仕上がっているのか紹介していきたい。
文/ベストカーweb編集部
写真/Subaru、STI
■しなやかに、意のままに操る喜びが味わえる究極のSUVを目指してSTIがチューニング
インプレッサスポーツやレヴォーグに設定され、意のままのハンドリングとなめらかで質感の高い乗り心地で好評を得ている、STI(スバル・テクニカ・インターナショナル)が手掛けた「STI SPORT」グレードがフォレスターのラインナップに加わった。
「STI Sport」は、STIコンプリートカーの開発やモータースポーツなどで培ってきた走りの技術を基に、日常のドライブ領域で「ドライバーとクルマの一体感」を目指し開発したモデル。
今回のフォレスター「STI Sport」は、重心の高いSUVに合わせた専用チューニングを施すことでスポーツセダンのような操縦安定性と、上質な乗り心地を両立させている。
フロントサスペンションには、快適な乗り心地と俊敏でスポーティな走りを高次元で両立する、STIチューニングによる日立Astemo製SFRD(旧SHOWA)※1ダンパーを採用。
※1:Sensitive Frequency Response Damper(周波数応答型ダンパー)。SFRDは日立Astemo株式会社(旧:株式会社ショーワ)の登録商標
このSFRDダンパーは、コーナリングなど車体に大きな入力が加わった際は高い減衰力を発生させてロールを抑制し、タイヤの接地性を向上させ、通常走行時は、低い減衰力でロードノイズなどの車両に伝わる微振動を軽減。
また、フロントサスペンションの特性に合わせて、リアサスペンションにも専用のチューニングを施し、車体全体のバランスを最適化し、リアのスタビリティを高めている。
STI SPORTに搭載されているCB18型1.8L、直噴ターボDITの基本スペックに変更はなく、SPORTグレードと同様、1795㏄の排気量から177ps/30.6kgmを発生。車重は1570kg、WLTCモード燃費は13.6km/Lとなっている。
フォレスターSTI SPORTのエクステリアは艶のあるブラックパーツをあしらい、上質感と大人のスポーティさを表現。
アルミホイールには特別な光輝感を備えた「スーパーブラックハイラスター塗装」を施した18インチのアルミホイールに、225/55R18インチのオールシーズンタイヤを組み合わせている。
ボディカラーは、専用パーツとマッチするクリスタルホワイトパール(3万3000円高)、アイスシルバーメタリック、マグネタイトグレーメタリック、クリスタルブラックシリカの4色展開とした。
インテリアにも、ブラックパーツをあしらうことで、引き締まった大人のスポーティテイストを表現。また、ボルドー&ブラックの専用ナッパレザーシートにより、快適かつ上質な空間を作りあげている。
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