ホンダと無印良品のコラボEVバイク爆誕 ほかクルマ界最新ニュース6選

■大型車の燃料電池搭載 ボルボ・トラックスも

 日本が優位に立つ燃料電池技術だが、大型トラックの分野では海外勢も負けてない。すでにヒョンデが世界初のFCVトラック「エクシェント」を発表ずみだが、これに続けとダイムラー・トラックやVW傘下のMANが実証実験を進めている。

 今回その輪に加わったのは、ボルボ・トラックス。発電量150kWの燃料電池スタックを2基搭載し、航続距離1000kmを誇る試作車を公開した。水素タンクの容量は非公開だが、15分以内で補充が完了するというから、BEVに比べるとはるかに柔軟な運用体制が期待できそう。

 ちなみにボルボ・トラックスは2021年にダイムラー・トラックと燃料電池分野で提携しており、燃料電池ユニットを製造する会社「セルセントリック」を共同で立ち上げている。今回ボルボが使うユニットもセルセントリック製だが、将来はこのユニットを他社に向けて外販する構想もあるようだ。

 ボルボのFCVトラックだが、2025年までには実証実験を終え、2020年代後半に市販する予定とのこと。

 大型車に向くという燃料電池だが課題もある。水素充填設備の不足や、CO2を発生させない水素生成法の確立などだ。また2030年代には電池のエネルギー密度が高まり、大型トラックもBEV化するという声もある。日本にも分がある領域だけに、ブレークスルーを期待したい。

■そのほかの近未来系ニュースを20秒でチェック

●希少な小型EVトラックとして注目を集める「ELEMO(エレモ)」が、国のCEV補助金の対象になった。小型車のエレモ200なら55万円、軽自動車のエレモKなら給電機能付きで41〜44万3000円が補助される。軽仕様でも267万3000円〜というエレモにとっては心強い支援策だ。

 一方、サクラ/eKクロスEVのヒットで補助金の使い切りは早まりそう。エレモが気になっている人は急いだほうがいいかも。

●クルマのフロントウィンドウに貼られる車検ステッカー。これまでは実施要領でルームミラーの裏側に貼られることが多かったが、この位置が見直されそうだ。

「ステッカーが見にくくて車検時期を見落とす人が多い」というのがその理由だが、今度は運転席側の上隅、Aピラー脇へ引っ越しとなる案が有力だ。

 最近は、ADAS用のカメラやドラレコでルームミラー裏がゴチャゴチャしがちなだけに悪くないと思うが、そもそも車検ステッカーって目がいかない。声でお知らせとかしてくれないだろうか。

●中国CATLが発表した第3世代電池パックが話題を呼んでいる。いわゆる三元系リチウムイオンなのだが、セル配列や冷却を見直すことでエネルギー密度や充電効率を高め、高性能の指標でもあるテスラの「4680電池」を上回る性能を達成したという。

 搭載車種などはまだ決まっていないようだが、EVの悲願でもある「航続距離1000km」に一役買いそうだ。

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