国内初の商用EVメーカーで、小型商用車「エレモ」シリーズを販売する新興メーカー・HWエレクトロは、同社のコネクテッド技術プラットフォーム(基盤)の「HW ELECTRO Platform Service」を来春にリリースすると発表した。
HWエレクトロ独自のコネクテッド技術となる同サービスは、車両とインターネットを繋ぎ、災害支援や配送領域最適化を目指すもの。車両データをクラウドで分析することで配車サービスや配送ルートの最適化を実現したり、決済サービスやスマホアプリなど外部サービスとの連携を可能にする。
これまでに4ナンバーと軽自動車の2モデルが展開されている「エレモ」は、電気駆動によるゼロエミッションに加えて、荷台のスワップ機能やIoT機器の搭載を特徴とし、外部給電機能を備えるなど災害時発生時の活用も訴求している。
コネクテッド技術と合わせることで、荷台の温度管理や配送のDX化などさらに高度なアプリケーションも可能となる。また、この技術を活用して2030年以降の公道での自動運転も目指すとした。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/HW ELECTRO 株式会社・フルロード編集部