クルマ界に潜む色の意味(1)

 メーターまわりの警告灯にウインカーランプ、軽の黄色ナンバープレート……いつも目にするクルマにまつわる「色」。

 特に定義がない色もあれば、その色が規定となるケースも。クルマの“意味する色”について探ってみた。


 いきなりですが、このタイトルを少し離れて見てください。よく見ると、ほ~ら「色」という文字が見えてきたでしょ。

 ということで、この企画のタイトルは「クルマ界に潜む、色の意味」。クルマそのものやカーライフにまつわる色を取りあげ、「色の意味」を探ってみたい。そういう意味があるとは知らなかった、なるほどね、というトリビア的な話もある。

道路標識や案内板でよく見る黄や赤、青などの色。それらの色が意味するものとは……?

 企画のはじめとして基本的なところから入っていきたい。

 下に3つのおなじみの標識がある。①は黄と黒、②は白と赤、③は青と白の組み合わせだが、すべてJIS規格のもので、それぞれ意味があるという。ざっくり、赤色=危険、黄色=注意ということを伝える色だが、欧州など世界でもほぼ共通の認識でこれらの色は道路標識などに使われている。

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①一般注意

 さて、①の三角の標識は「一般注意」というもので、黄色と黒の組み合わせ。黄色は一般的に注意を喚起するために使われ、黒との組み合わせはより強調したもの。

 自然界でもネコ科の動物やハチなどは黄色と黒のストライプ。自然と、「近づくと危険だぞ」というサインになっているといわれる。そんな自然界から学んだ黄色と黒なのである。

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②一般禁止

 ②の標識は「一般禁止」というもので白と赤。赤色は一般的に危険を感じさせるもので、赤色標識は欧州でも見かける。だから道路標識でいうなら、進入禁止や追い越し禁止など強く伝えたい時に使う色。

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③一般指示

 ③は「一般指示」の標識で、青と白の組み合わせ。青色は大空を思わせ、気持ちが落ち着く色。だから一般では休憩室などの看板に使われることが多い。標識では冷静さを求め、指示する時などに使われる青と白だ。

インパネの表示灯や警告灯、決まった色と自由に使える色があるって本当!?

 運転中、例えば充電警告灯が点いた時一瞬ドッキリする。それは多分に「黄色」で点灯するから。

 前項で述べたように赤は一般的に危険を示す色とされるのでインパネにもまさに、〝警告〟として赤色が使われている。それらインパネ表示される色について、国交省へ聞いてみた。

 まず、インパネに表示されるマーク類は経済産業省のJIS規格の表示に準じており、国交省においては「道路運送車両の保安基準」に基づくもの(’51年から開始)。こう書くとガチガチに規定がありそうだが、色の強制力は薄いという。

 警告灯には、一般的にブレーキ警告灯など赤で点くものと、ABS警告灯など黄色で点くものがあるが、「必ずこの色で」という強制力はない。他社を参考にしつつ自然な流れでブレーキ警告灯は赤、エンジン警告灯は黄などと色が決まっていった経緯があるそうだ。

 また、作動表示灯(ハイビーム表示、ウインカーの矢印など)も色に決まりごとはないが、各社不思議と作動表示灯は緑色系になっている。

 そして、2013年8月30日交付でそれら表示類は「国連の協定規則」121号に従うようになった。国内基準から世界基準に変わるものだが、実は現在の国産乗用車のほとんどが先行して121号に準じているので、乗用車はほぼ変わらないといっていい。むしろトラックやバスなどが大きく変わりそうだ。

 それでも乗用車の表示で統一されるものがあり、それは「ESC」(横滑り防止装置)。現在各社微妙に違うが、統一された黄色のマーク、または黄色でESCという文字表示、このどちらかでという決まりになった。

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