■キーポイントは、やはり「アンペア」
今回の会見の質疑応答では、ルノーEV関連の新会社「アンペア」に関する質問が多かった。
ルノーは株式の過半数を維持し、日産は「まずは15%出資から始める」(内田CEO)として、三菱はアンペアへの出資を今後の検討課題というにとどめた。
一方、アライアンスで今後強化する地域としたラテンアメリカとインドではAセグメントEVを、また政治的な思惑によってEVシフトが急激に進む欧州ではBセグメントEVと、電圧800V対応のCセグメントEVについてルノーと日産が協業を検討するとしている。
こうした「アンペア」にかかわるEV戦略と、日産が独自に進んている全固体電池の早期量産化などがうまく融合すれば、各種EVの価格は抑制され、また「GT-R」を含む日産の次世代スポーツカーのEVシフトが加速する可能性も充分にあるはずだ。
ついに大きく羽を伸ばした日産。大いなる躍進を期待したい。
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