セダンの新型レガシィ(日本名レガシィB4)が2019年2月のシカゴショーで発表されたが、本命のクロスオーバーモデル、アウトバック(日本名レガシィアウトバック)はまだ発表されていない。
レガシィアウトバックは、ステーションワゴンをベースにリフトアップし、フロントバンパーガードやサイドステップ、リアバンパープロテクターなどを装備して、クロスオーバースタイルに仕立てたもので、1994年に登場したレガシィグランドワゴンがこのジャンルの先駆けだ。
ボルボV70XC(1997年登場)やアウディオールロードクワトロ(1999年登場)とともに、北米を中心に日本でも人気モデルとなっている。
そこで、ちょっと気が早いかもしれないが、新型レガシィB4ベースで、新型レガシィアウトバックをCGで製作。レガシィアウトバックがどんなモデルになるのか、迫ってみたい。
文/ベストカー編集部
写真/スバル
初出/ベストカー2019年3月26日号
CGイラスト/ベストカー編集部
■新型プラットフォーム、SGP採用で劇的に変わる!!!
新型レガシィ(北米仕様)
2019年2月8日のシカゴショーでワールドプレミアされた新型レガシィ(日本名レガシィB4)。歴代7代目となる新型は、エクステリアをキープコンセプトとしながら洗練性を高め、より上級移行を意識した内容となっているのだが、こうなってくると気になるのがクロスオーバーモデルとなるアウトバック(日本名レガシィアウトバック)だ。
初代アウトバックは日本では2代目レガシィのグランドワゴンとして登場、以後は3代目レガシィでランカスター、4代目レガシィ以後はアウトバックに改称されて一定層から熱烈な支持を得てきた(ちなみに、グランドワゴンから日本での3代目アウトバックまでは北米でセダン仕様も存在した)。
グローバルではアセントに続き、ターボモデルでスバルグローバルプラットフォームを採用することになる新型レガシィB4だが、当然レガシィアウトバックもその恩恵にあずかることとなり、走りの性能や剛性感などはかなりレベルアップしてくるだろう。
具体例を挙げると、新型レガシィB4ではボディ骨格を強固に組み立ててからアウターパネルを溶接する「フルインナーフレーム構造」をスバルモデルとして初採用、軽量化と高剛性化を両立して、動的質感を大きく向上。
また、足回りではアルミ製ロアアームや新設計ダンパーを採用し、ハンドリング性能と乗り心地を大きく進化させているが、アウトバックもレガシィB4同様に進化するはず。
ボディサイズ自体はレガシィB4も現行型(全長4800×全幅1840×全高1500㎜)から新型(同4840×1840×1500㎜)へはさほど変わらず、ホイールベース2750㎜は新旧同じであり、アウトバックも現行からサイズは大きく変わらないだろう。
新型レガシィアウトバック(予想CG)
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