3級試験はどうだった?
本誌/まず受検者の9割が合格した3級試験ですが(合格ラインは60点)、問題はどうでした? 平均点は79・1点、マリオさんは91点でしたが、上位10%には届かずといった感じでしたが。
マリオ/一般的なクルマ好きならスイスイと解けるレベルなのですが、ケアレスミスをやっちゃうんですよね。特にメカ系の問題とか税金の問題とか、不得意分野って「なんとなく覚えている」ということが多くて、あれ、こっちだったっけ? というところでことごとく引っかかっている感じでした。
本誌/得意分野と不得意分野の違いってどんなところですか?
マリオ/僕の場合はクルマが好きになった時期が遅いんです。20歳すぎてから覚醒したものですから、それ以前のクルマの知が欠落してるんですね。子供の頃からクルマが好きな人って、歴史系の問題に強かったりするじゃないですか。初代スカイラインは何年だったとか、第1回日本グランプリは誰が勝ったとか。そういう子供時代をすごしてなかったので、歴史を知らないんですよね。
本誌/そういうところで問題の取りこぼしがあった、ということですね。
マリオ/そうなんです。これはぜひ強調したいところなんですが、試験を受けると勉強したくなるんですよ。やっぱり。自分の苦手分野がわかって「もっと頑張らなきゃ」と思うようになります。こんな気分は人生初ですよ。もし15歳の僕が「お前、25年後には勉強頑張らなきゃ!って言ってるぞ」と言われたら、「狂ったんじゃないか」と思うくらい画期的なことです。
本誌/いい話だなぁ。
続いて2級問題は?
本誌/マリオさんで74点、平均点は64・5点ですね。合格ラインは70点以上ですから、けっこうギリギリだなぁ。
マリオ/危なかったです。正直いって試験が終わった時は、落ちたらどう謝ろうか考えてました。土下座かな、剃髪か、と。
本誌/難しかったですか?
マリオ/これがですね、ちゃんと勉強していればできるような問題なんですよね。本当に、コツコツ勉強している人が強いよなっていう内容で。いい問題だったと思います。
本誌/具体的にはどういう感じでしたか?
マリオ/まったく知らない問題もあるんですが、なかには「あ、ネットで調べればわかるよな」という問題もあるんです。検索でも一発では出ないけど、2回くらいリンクを飛べば解答に辿り着くような問題がありました。そういうのって、一度調べたことがあっても覚えていないんですよね。
本誌/例えば?
マリオ/櫻井眞一郎さんがスカイラインの車名を思いついた場所とかですね。どこかで読んだ気がするけど、覚えていないよなーと。
本誌/なるほど。
マリオ/ただもうね、本当にこれギリギリでしたから。次回以降の試験では、さらにこの上があるんですよね?
本誌/そうですね、1級が設定されることになっています。
マリオ/いやー、厳しいです。受ける方には相当の覚悟が必要ですよ。もちろん、チャレンジする人は相当の勉強が必要になりますからね。
本誌/マリオさん、受けますよ。
マリオ/え?
本誌/当たり前じゃないですか。次回も参加決定ですよ。試験会場をレポートしつつ、次回も受検してもらいます。
マリオ/マジですか。1級を僕が受けるんですか。
本誌/落ちたら罰ゲームですから覚悟してくださいね。
今後の対策と課題は?
マリオ/お世辞でもなんでもなく、講談社ビーシーで出してる公式ガイドブックを熟読するのは大変いいと思います。思いついた時にパッと手に取って調べられますから。あとはそれをちゃんと書いたりすることって大事だと思うんですね。ブログでもツイッターでもいいんですが、調べたことを自分で書くと、記憶に残る。ああ、僕今、勉強の話していますよね。凄いなあ、検定って。誰かに勉強の仕方を教える日がくるとは。
本誌/よかったですね。次回は11月です。勉強してください。
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