くるまマイスター検定

第一回『くるまマイスター検定』
東京会場は国学院大学渋谷キャンパス   おおぜいのクルマ好きが集った


 乗る、走る、飾る、出かける、見ると、クルマの楽しさは数あれど、そのなかでも「知る」という楽しみを特に満喫しているクルマ好きは、本誌読者には多いはず。そんな皆さまならきっと注目していたであろう「第1回くるまマイスター検定」が、この3月16日に全国3カ所の会場で実施された。

 本誌は特派員受検者として自動車ジャーナリスト(二等兵)、マリオ高野氏を投入。今回実施された3級、2級を両方受検させ、編集長より「もし落ちたらわかってるだろうな」と含み置かせて送り出した。

 その結果やいかに。本企画では実際に検定で出た問題とその解答・解説を振り返りつつ、マリオ高野氏と今回の検定を考察していきたい。

☆  ☆

 本誌/検定試験、お疲れさまでした。いま私の手元には先日受けた検定の合否判定の封筒があるんですが、自信はありますか?

 マリオ高野(以下マリオ)/えーっと……3級は自信あります。たぶん100問中95問は正解していると思うので。2級は……70%は正解してると思うのですが……う~~ん。

 本誌/マリオさんの合否を見てみますと、

ダラダラダラダラ(←ドラムロール)……ダンッ!

3級、2級ともに合格です!

 マリオ/おおお! やったー!

 本誌/本気で喜んでますね。

 マリオ/ありがとうございます、ありがとうございます。おお、立派な認定証もあるんですね。私、生涯でこういう賞状的なものをもらったことがないので、いま異常にテンションが上がっています! う、うれしい! 泣きたいほどです。

 本誌/そこまで喜んでいただけると、事務局も本望だと思います。それで結果を受けて、印象はどう変わりました?

 マリオ/なんというか、「クルマが好きでいてよかった」と、いま神様に感謝するようなレベルで喜んでいますから。

 本誌/結果はどうでした?

 マリオ/3級は91点、2級は74点でした。なかなか健闘したんじゃないかと思います。結果はもちろん大満足なんですが、僕としては試験会場の雰囲気がすごくよかったことが嬉しいですね。僕は東京会場で試験を受けたんですが、渋谷にある国学院大学の教室で受検して、「うわー、ここが大学なんだぁ」とウキウキしました。

 本誌/確かに社会人になると「教室で並んで試験を受ける」という雰囲気がすでに、ある種の懐かしさがあるよね。

 マリオ/趣味検定ですから、もっと雰囲気は緩いかな、と思っていたんです。ところが実際に会場に行くと、試験官の女性が凄く厳しくて「はい時間です、そこ、もう終わりですよ!」と言ってたりして……。もう一度学校に通いたくなる気分になりました。

3級試験はどうだった?

 本誌/まず受検者の9割が合格した3級試験ですが(合格ラインは60点)、問題はどうでした? 平均点は79・1点、マリオさんは91点でしたが、上位10%には届かずといった感じでしたが。

 マリオ/一般的なクルマ好きならスイスイと解けるレベルなのですが、ケアレスミスをやっちゃうんですよね。特にメカ系の問題とか税金の問題とか、不得意分野って「なんとなく覚えている」ということが多くて、あれ、こっちだったっけ? というところでことごとく引っかかっている感じでした。

 本誌/得意分野と不得意分野の違いってどんなところですか?

 マリオ/僕の場合はクルマが好きになった時期が遅いんです。20歳すぎてから覚醒したものですから、それ以前のクルマの知が欠落してるんですね。子供の頃からクルマが好きな人って、歴史系の問題に強かったりするじゃないですか。初代スカイラインは何年だったとか、第1回日本グランプリは誰が勝ったとか。そういう子供時代をすごしてなかったので、歴史を知らないんですよね。

 本誌/そういうところで問題の取りこぼしがあった、ということですね。

 マリオ/そうなんです。これはぜひ強調したいところなんですが、試験を受けると勉強したくなるんですよ。やっぱり。自分の苦手分野がわかって「もっと頑張らなきゃ」と思うようになります。こんな気分は人生初ですよ。もし15歳の僕が「お前、25年後には勉強頑張らなきゃ!って言ってるぞ」と言われたら、「狂ったんじゃないか」と思うくらい画期的なことです。

 本誌/いい話だなぁ。

続いて2級問題は?

本誌/マリオさんで74点、平均点は64・5点ですね。合格ラインは70点以上ですから、けっこうギリギリだなぁ。

マリオ/危なかったです。正直いって試験が終わった時は、落ちたらどう謝ろうか考えてました。土下座かな、剃髪か、と。

本誌/難しかったですか?

マリオ/これがですね、ちゃんと勉強していればできるような問題なんですよね。本当に、コツコツ勉強している人が強いよなっていう内容で。いい問題だったと思います。

本誌/具体的にはどういう感じでしたか?

マリオ/まったく知らない問題もあるんですが、なかには「あ、ネットで調べればわかるよな」という問題もあるんです。検索でも一発では出ないけど、2回くらいリンクを飛べば解答に辿り着くような問題がありました。そういうのって、一度調べたことがあっても覚えていないんですよね。

本誌/例えば?

マリオ/櫻井眞一郎さんがスカイラインの車名を思いついた場所とかですね。どこかで読んだ気がするけど、覚えていないよなーと。

本誌/なるほど。

マリオ/ただもうね、本当にこれギリギリでしたから。次回以降の試験では、さらにこの上があるんですよね?

本誌/そうですね、1級が設定されることになっています。

マリオ/いやー、厳しいです。受ける方には相当の覚悟が必要ですよ。もちろん、チャレンジする人は相当の勉強が必要になりますからね。

本誌/マリオさん、受けますよ。

マリオ/え?

本誌/当たり前じゃないですか。次回も参加決定ですよ。試験会場をレポートしつつ、次回も受検してもらいます。

マリオ/マジですか。1級を僕が受けるんですか。

本誌/落ちたら罰ゲームですから覚悟してくださいね。

今後の対策と課題は?

マリオ/お世辞でもなんでもなく、講談社ビーシーで出してる公式ガイドブックを熟読するのは大変いいと思います。思いついた時にパッと手に取って調べられますから。あとはそれをちゃんと書いたりすることって大事だと思うんですね。ブログでもツイッターでもいいんですが、調べたことを自分で書くと、記憶に残る。ああ、僕今、勉強の話していますよね。凄いなあ、検定って。誰かに勉強の仕方を教える日がくるとは。

本誌/よかったですね。次回は11月です。勉強してください。

くるまマイスター検定とは?

 一般社団法人日本マイスター検定協会が主催する、趣味検定のひとつ。クルマ文化の発展に寄与するため、またクルマ好きたちがさらにクルマを愛し、クルマの奥深さに触れられるよう、検定試験を実施。3月16日に第1回が開催された。

 https://www.meister-kentei.jp/       ←模擬問題も掲載しているので、ぜひトライしてみてほしい。

早くも第2回決定!!次回は’14年11月16日(日)、再び東京、名古屋、大阪で開催

 受検者にもレポーターのマリオ高野氏にも大変好評だった「くるまマイスター検定」、早くも第2回が決定しております。試験日はなんと今年の11月16日(日)。2級合格者のみが挑戦できる1級が実施されるので、いまから楽しみだ。

 詳細は追って本誌ベストカー誌面もしくはくるまマイスター検定協会のHPに掲載されるので、こまめにチェックしていただきたい。7月中旬より応募を開始するので、腕に覚えのある読者諸兄はぜひ挑戦されたし!

 次回の募集要項は日本マイスター検定協会のHPと、本誌ベストカーにて告知します!!

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