■先代型からの変更点は大きく3つあり!
スバルでのラリー車といえば長年、EJ20ターボを積んだ初代レガシィRSや初代インプレッサWRXから始まり、3代目GRB型インプレッサWRX STIまでのイメージだったが、初めて直噴ターボのFA24ターボに切り替わる。
まず、そのFA24ターボだが、さらなるレスポンスアップと出力向上を狙ってエンジン制御系も一新。ふたつ目に、大きいのが量産仕様に採用されたスバルグローバルプラットフォーム+フルインナーフレーム構造の採用であり、先代型から大幅な高剛性&ストロークアップを目標にサスペンションや駆動系は新設計されている。
さらに3つ目として新規則に合わせて骨格部分の剛性はキープすることにより、そのうえで不要部を削除することで最低重量1300kgを目指しているという(量産車は車重1600kg)。
採用されるトランスミッションは6速機械式シーケンシャルシフトで、駆動方式は機械式4WDとなる。エンジンのエアリストリクタはJP4規定となる34φとなる。サスペンションについてはフロントがストラット、リアがマルチリンクなのは量産車と共通。ブレーキはフロント、リアともに4ポットとなり、6ポットは規定上使えない。
ここから実戦投入される6月9日の全日本ラリー第5戦丹後まで、渾身の開発テストが新井選手と鎌田選手のドライバーふたりと両チームのメカニックたちによって進められていくのだが、新生WRXのラリーマシンの活躍に大いに期待したいものだ!
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