中国の大手建設機械メーカー・三一重工(SANY)のグループ会社が、バッテリー電気式大型トラクタで世界記録を樹立したようだ。合計1MWh以上の電池を搭載し、トレーラ・積み荷と合わせた連結総重量40.45トンの三一「魔塔1165」トラックが、途中充電なしで公道を817.5km走行することに成功した。
ちなみに去年、テスラの大型トラック「セミ」が連結総重量8.2万ポンド(37.2トン)で500マイル(805km)の走行に成功している。三一の挑戦はこれを念頭に置いたものとみられ、BEVトラックでも米中の競争が始まっている。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/SANY Group