都市部のディーゼル車は全て置き換え可能!? ボルボが中型EVトラックのバッテリーを強化し実用性を大幅に向上!

欧州では2023年秋に納車開始

 ボルボFL及びFEのディーゼル車を電動バージョンに置き換え、同時に再生可能エネルギーによってつくった「グリーン電力」を使用した場合、欧州の同クラスの典型的なルート配送で、1台当たり年間で30トンのCO2削減が可能となる。
(ボルボ独自の計算式に基づくもので、平均燃費4.76km/Lの中型ディーゼルトラックが燃料の7%にバイオディーゼルを使用し、年間5万kmを走行するという想定での比較)

 バッテリーを強化したFLおよびFEエレクトリックの発売は欧州では既に開始しており、2023年秋からの納車を予定している。

 ボルボが純電動トラックの製造を始めたのは2019年。これまでに世界40か国で5000台を販売したといい、トラックの電動化では世界をリードしている。ボルボは2030年までに全世界で販売するトラックの50%を電動化することを目指している。

(新型バッテリーを搭載する中型トラックの概要)

●ボルボFLエレクトリック
ドライブライン:電動モーター1基・最大180 kW 出力
車両総重量:16.7トン
バッテリー容量:280~565kWh
バッテリー搭載数:3~6基
6バッテリーによる航続距離:最大450km
3バッテリーによる航続距離:最大280km

●ボルボFEエレクトリック
ドライブライン:電動モーター2基・最大225 kW 出力
車両総重量:27トン
バッテリー容量:280~375kWh
バッテリー搭載数:3~4基
4バッテリーによる航続距離:最大275km
3バッテリーによる航続距離:最大200km

(航続距離はいずれも配送用途で、電動メカニカルPTOによる架装物への動力供給を行なわない場合)

【画像ギャラリー】新型バッテリーを搭載するボルボの中型トラックを画像でチェック!(4枚)画像ギャラリー

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