■マツダ CX-8
●オススメグレード/4WD・XDプロアクティブ(価格:392万5800円)
SUVだから駆動方式は4WDを選ぶ。そうなるとターボを備えない2.5Lのガソリンは、2WDのみだから選べない。
2.2Lクリーンディーゼルターボの価格は、2.5Lガソリンターボに比べて約14万円高いが、この差額はディーゼルのエコカー減税が免税になるから取り戻せる。
実質同額だから、動力性能が高く、低燃費のディーゼルが買い得だ。グレードはXDプロアクティブ。
■マツダ CX-5
●オススメグレード/4WD・XDプロアクティブ(価格:334万2600円)
2Lのガソリンエンジンは2WDのみで、2.5Lを搭載する4WDとの価格差は約23万円だ。つまり500ccの排気量は価格に加算されず、2.5Lが割安で2Lは割高になる。
ただし2.5Lのガソリンも、動力性能が物足りない。結論は2.2LクリーンディーゼルターボのXDプロアクティブだ。駆動方式は4WDを選ぶ。なお2.5Lガソリンターボはディーゼルとほぼ同額だから割高だ。
■マツダ デミオ
●オススメグレード/XDツーリング(価格:201万4200円)
デミオは後席や荷室の広い実用指向のコンパクトカーではない。居住性は前席が優先され、走行性能に力を入れた。そうなるとエンジンは、ガソリンではなくクリーンディーゼルターボを選びたい。
実用回転域の駆動力が高く、運転して楽しいからだ。燃料代も安い。ディーゼルの価格は装備差を補正してガソリンよりも25万円程度しか高まらず、エコカー減税も免税だから、買い得。
■スバル フォレスター
●オススメグレード/Xブレイク(価格:291万6000円)
全車が4WDを搭載する。ハイブリッドのアドバンスは、ドライバーモニタリングシステムなども装着してプレミアムとの価格差が7万5600円だから、ハイブリッドのコストを価格に上乗せしていない。
ただし価格自体は309万9600円と高い。そこでXブレイクを推奨する。潑水フロアボードなど、SUVらしい装備を採用して価格は291万6000円だ。2.5Lエンジンで走りにも余裕がある。
■スバル XV
●オススメグレード/2.0i-Lアイサイト(価格:250万5600円)
ハイブリッドのアドバンスは、2Lのノーマルエンジンと比べた時の価格上昇を12万9600円に抑えた。エコカー減税の差額を差し引くと約10万円だから、6万kmを走れば、この実質価格差を燃料代の節約で取り戻せる。
ただし車両重量が約100kg重く、走りの軽快感は乏しい。1.6Lは動力性能が足りない。買い得グレードは2Lの2.0i-Lアイサイトで、装備を充実させながら価格は250万5600円だ。
■三菱 エクリプスクロス
●オススメグレード/4WD・G(価格:293万4360円)
エクリプスクロスの4WDは高機能で、舗装路でも安定性を高める。従って4WDのGが買い得だ。
Mに比べると車間距離を自動制御できるレーダークルーズコントロール、LEDヘッドランプなどを加えて、前方の車両に対する緊急自動ブレーキの作動上限速度も時速80km以上に高まる(Mは時速80kmが上限)。
これらの装備は22万円に相当するが、Gの価格上昇はMと比べて18万円弱に抑えた。
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