はとバスは、2022年6月より2階建てバスで羽田空港内を走行する「羽田空港ベストビュードライブ」コースを運行しており、これまで約 6500人が乗車した。今年は同社創立75周年を迎えることを記念して、2023年7月22日(土)からは、装いも新たに「制限区域内でバスから降りる時間」を組み入れ、航空機の迫力をより間近で体感できる内容で運行する。
文:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)
■リニューアルした「羽田空港ベストビュードライブ」コース
本コースでは、許可された車両のみが走行できる空港制限区域内を約70分間走行する。途中の制限区域内でバスから降りる時間を約10分間、および滑走路付近への停車(2階建てオープントップバスで運行の場合、停車中のみ屋根(幌)を開放)を約10分間行う。
一般では立ち入ることができない制限区域内に降り立つことは「希少体験」であり、日本そして世界の玄関口である羽田空港を新たな角度からダイナミックに体感できる。
このリニューアルは、初めての参加はもちろん、2回目以降でも楽しめるように、運行の安全とセキュリティ体制には万全の注意を払い、実現に至ったという。はとバスでは航空機利用者以外の方にも空港に親しんでいただける機会の創出により、引き続き新たな東京観光の魅力発信に努めるとしている。
■「羽田空港ベストビュードライブ」コースの楽しみ
制限区域内の走行は様々な楽しみがある。バスガイドによる車窓案内でコースは進み、駐機中や離着陸する航空機を間近に見ることができる他、空港で働く珍しいクルマなども見ることが可能。
また、バス車内のお客さまとコックピットや地上職員の方々との間で行われる手を振り合いながらのコミュニケーションは微笑ましく、心が温まる光景だ。
今回の制限区域内での降車により、新たな楽しみがより一層増えことが期待される。今回はツアーの食事内容も変更し、羽田エクセルホテル東急でホテルオリジナルのハンバーグを楽しめる。
なお、ハンバーグは日系航空会社の国際線機内食でも提供され、人気の高いメニューであることから本ツアーでの提供が可能になった。