ETC専用入口の「サポートレーン」に入ると本当のところ何が起きるのか!? 【清水草一の道路ニュース】

◾️サポートレーンの対応方法について聞き出すと?

サポートレーンはこのようにETC専用レーンの横に並べる形で設置されている
サポートレーンはこのようにETC専用レーンの横に並べる形で設置されている

 個人的には、「サポート」という語感からして、優しく手助けしてくれるイメージを抱いていたが、実際に現金利用車がサポートレーンに入った場合、どのような対応が待っているのか。首都高速道路株式会社に問い合わせたところ、次のような答えが返ってきた。

「具体的な対応方法を明記すると、それで毎回利用できると誤解される恐れがあるため、HPでは詳細は伏せてあります」

 それでも食い下がると、渋々ながら(?)、このように教えてくれた。

「インターホンによる係員の指示は、基本的には、サポートレーンのブース横にあるチラシを取っていただくことです。その内容に従って、後日指定の方法で料金をお支払いいただくことになりますが、現在は、ブース内に常駐している係員が窓越しに対応し、免許証の提示をお願いしています。係員は、免許証の記載内容のうち、お名前とご住所を書き写すかコピーを取ったうえで、そちらのご住所に銀行振込先を記載したお支払い書類を送付いたします」

 このように、免許証の提示を求められるのである。非ETC車なので、利用距離にかかわらず最大料金(普通車で1950円)を徴収される。支払い方法は、ETCカード払い、銀行振込、コンビニ払い込みの3種類から選ぶことができるが、振込やコンビニの場合は、手数料もかかる。

 では、免許証の提示を拒否した場合はどうなるのか。

「ご住所の確認ができなかったお客様は、ネットあるいはお電話にて、ご利用後10日以内にお申し出いただき、お支払いいただきます」

 それじゃ、何もせずにいる利用者もいるに違いない。結局逃げ切れてしまうのでは? と尋ねると、国交省の強い指示により、逃げ得は許さない方針で、人手や費用がかかっても、毅然として回収するという。

次ページは : ◾️ETC専用料金所は今後ますます増えていく流れに

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