KINTOは2023年7月12日、先代アルファードとヴェルファイアに搭載されているパワースライドドアの開閉を速くするソフトウェアアップグレードをスタートした。ちょっと変わった試みなので、紹介しよう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、トヨタ、KINTO
■先代アルヴェルのパワースライドドアは便利なのだけど……
2023年6月に新型アルファード/ヴェルファイアが登場していきなり人気モデルとなっているのだが、今回、KINTOが対象としているのはトヨタが2015年に発売した先代アルファードおよびヴェルファイアだ。先代モデルに搭載されているパワースライドドアは、その利便性が注目を集めて多くのユーザーが利用している。
その一方、このパワースライドドアを開閉する速度については、「荷物を多く手に持っている時や雨天の際にもっと速く開くことはできないか」「子供を連れて出かける時にもっと速く閉めることができればスムーズに出発できるのに」などといった実際のユーザーからの指摘が出ていたという。
こうしたユーザーサイドの声を踏まえ、トヨタとKINTOは今回、パワースライドドアの開閉を従来に比べて約20%速くするソフトウェアアップグレードを「KINTO FACTORY」で提供を始めた。
KINTOでは、「より快適で、より便利な乗り降りを実現」とのことで、新型アルファード/ヴェルファイアの話題ばかりが注目されるなかで、先代アルファード・ヴェルファイアのユーザーからすれば嬉しい対応だろう。
■左右両方でも、左右どちらかでも施工可能に
今回、パワースライドドアのソフトウェアアップデート対象となるのは先代アルファード/ヴェルファイアを購入して乗っているユーザー以外に、KINTOで利用しているユーザーも含まれる。
価格は左右両方のパワースライドドア2枚分1万9800円で、左右どちらかの片方の施工のみにも対応していて、その場合の価格は1万4300円となる(価格はいずれも税込み)。施工対応エリアは東京と埼玉、千葉の首都圏1都2県に加えて静岡、愛知、大阪、福岡の計7エリア。
申し込みについてはKINTO FACTORYのウェブサイト上か、KINTO FACTORY施工対応の7エリアのディーラーで申し込み可能だ。ユーザーは任意の指定日時に販売店へ車両を持ち込むことになる。
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