信号待ちの長い車列を見ると、うおっ! ハーレーダビッドソンだらけ。
しかもライダーはみんなサンタの扮装だから、もう目立つ目立つ。
そして、その先頭には、ええ〜っ! ネットなどで有名な「千葉ットマン」がいるではないですか!
11月23日(祝)、東京の神宮外苑で撮影したもので、『Xmas TOYRUN』のワンシーン。「すべての子どもたちに笑顔を!」を合言葉に、ハーレーサンタCLUBというボランティア団体が主催したパレードイベントだ。
この団体は〝児童虐待防止〟をいろんな場で呼びかけており、ハーレーに乗って児童養護施設訪問なども行う活動を続けている。その活動イベントの柱のひとつが『Xmas TOYRUN』で、年に2回、11月23日と12月23日の祝日に神宮外苑から原宿、六本木、終点・東京タワーまでの約11㎞をハーレーとトライクでパレード走行。
この日は約180台ものハーレーとトライクが走り、そりゃもう大迫力。クリスマスサウンドを流しながら、信号待ちのたびに街ゆく人に手を振るライダーのみなさん。それに応えて手を振る人々。ああ〜、人間、温かいなぁとしみじみ。
さて、千葉ットマン。今や全国区の彼がなぜこのパレードに参加しているのかというと決まっているではないか、子どもたちに元気と勇気を届けるために駆けつけたのだ。ま、実際のところは団体代表の峰たかしさんが、3カ月かけて千葉ットマンとワーナーブラザーズ側に交渉した末の実現となったわけだが……。そんな経緯は置いといて編集担当の目の前にいる千葉ットマンはちょっと寡黙。
そんな彼にさっそくインタビューした。
- 千葉ットマンさんはいくつですか?
- 「41歳だ」
- お住まいは?
- 「千葉県千葉市。当たり前だろ」
- 革製のこの服はいくらですか?
- 「オーダーメイドで20万円だ。夏場は暑くてちょっとキツイけどね……」
- なぜ千葉ットマンになったんですか?
- 「東日本大震災で日本の空気が沈んでいた時、走って元気を! と思い始めたんだ」
さすがヒーロー、志が違う。
そして彼が駆るトライク。中国製のキットを購入し、4カ月ほどかけて自分で仕上げたもので、スタイルの参考はもちろんバットマンの映画に登場した「バットポット」だ(総費用約60万円)。そのトライクで〝ハーレーサンタ〟たちとともに師走が近い都内を走る。たくさんの子どもたちの笑顔があったに違いない。
「Xmas TOYRUN」は12月23日(祝)にもある!
今回紹介した「Xmas TOYRUN」はハーレー・サンタCLUBというボランティア団体の活動のひとつ。このCLUBは10年間に及ぶ児童養護施設への訪問で得た経験をもとに「児童虐待防止の啓蒙活動」を中心に行っている。
現在全国で500人あまりのライダーが登録されている。その「Xmas TOYRUN」が12月23日(祝)にも開催される。東京の神宮外苑を拠点に12時頃にパレードがスタート。詳細は、http://toyrun.jpをチェック
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