Modulo Xはどう違う? 乗り味と価格のマッチングは?? ベストカー×Modulo X 体感試乗会レポート

Modulo Xはどう違う? 乗り味と価格のマッチングは?? ベストカー×Modulo X 体感試乗会レポート

 ホンダアクセスの誇るスポーティブランド「Modulo(モデューロ)」。ひとつ上の上質な走りを目指し、開発者が日夜妥協なき乗り味を求めているコンプリートカー「Modulo X」が大人気だ。

 しかし!! ユーザーからすればちょっと困るのが、Modulo Xにはなかなか試乗車が存在しないこと。そして標準車との差が「乗らないとわからない」という2点だ。

 それを解消すべく、ベストカーがホンダアクセスとタッグを組み体感試乗会を全国行脚中!! 2019年4月は宮城県のスポーツランドSUGOで実施。

 多くのユーザーの生の声を聞いてきました。

文:ベストカーWeb編集部/写真:池之平昌信


■桜満開!! 杜の都でModulo Xの真髄に触れよう

 東北最大のサーキットであるスポーツランドSUGO。スーパーGTやスーパーフォーミュラなど、大きなレースも開催される東北のモータースポーツの聖地だ。

 そんなスポーツランドSUGOの外周路とカートコースでModulo Xを20組40名の参加者に徹底的に試乗してもらった。しかも標準車との比較試乗というこのイベントならではの企画も。

ステップワゴンModuloXとフリードModuloXは外周路を使っての試乗。一般道のような凹凸もあり、性能を試すにはもってこいのコースだ

 まずは外周路で乗るはステップワゴンModulo Xと、フリードModulo X。どちらもファミリー向けの車種だけに、同乗者の奥様やご友人は厳しい目線でチェックしていた。

 乗った参加者に話を聞いてみる。

「最初Modulo Xってすごく値段が高い、って思ったんです。だってステップワゴンでも40万円くらい違うでしょ?

 そこまで価値あるのか半信半疑だったんですけど、2分もしたらわかりました。ビシッとまっすぐ走るんです。

 車高もあるミニバンなのにこの安定感。きっと高速道路とかだと全然違うんでしょうね」。

 フリードModulo Xに乗った人にも聞いてみた。

「フリードは走りが少しフワフワしているなって試乗した時に思ってて。内装とかよくできてるんですけどね。

 でもModulo Xはそのフワフワとか、グニャっていうのがなくて。後ろにのった同乗者も”なんだかカーブで揺れないね”って」。

天候にも恵まれたイベント当日。春爛漫なドライブ日和で存分にModuloXを堪能したはずだ

 外周路は凹凸や坂を上ったり、下ったりしながらのコーナリングが数カ所ある。

 こういうシーンでは車体にいろいろな方向から入力があり、ミニバンなどは苦手とするところ。

「ドシっと曲がっていくというか吸い付いているかのようでした。少し硬くて跳ねるのかな、と最初は思っていたんですけどなかなかいいですね」と参加者のコメント。

 家族で乗れるスポーツカー、そんなイメージすら持ってくれたようだ。

■ドリキン&道上龍が参上!! S660 Modulo Xを楽しみ尽くせ

 いっぽうのカートコースではS660 Modulo Xを標準車と乗り比べるイベントを実施。こちらでは特別ゲストとして”ドリフトキング”土屋圭市さん、そして道上龍選手が登場。

 Modulo Xの味付けを監修する土屋さんと、スーパーGTでModulo NSX GT3を駆る道上龍選手は今回のイベントにピッタリのゲストだろう。

なんだか教習所の教官のようなスマイルで参加者を迎えてくれた土屋さん(左)と道上選手。Modulo Xを知り尽くした2人がS660 ModuloXの楽しさをお伝えします

 まずはModulo開発統括の福田正剛さんが設定したコースでS660 Modulo Xの性能を試します。

 S660 Modulo Xはどうしても速さを追い求めたくなるものの、その真骨頂は足回りにあるはず。ノーマルのS660は少しストイックでコツコツする部分が多い。

 しかしModulo Xはしっかりとサスペンションが動くというのが、福田さんはじめ開発スタッフが胸を張ってPRしていること。論より証拠、さっそく試乗!!

「ノーマルからこんなに変えてきたのか!! かなりの衝撃でした。

 速いとか遅いというよりもクルマの動きに粘りがあって、次はこうやって動くなと予想できるのが衝撃的でした」。

「やっぱりメーカーの開発者の人が、大規模な設備で設計したクルマは間違いないですね!! 高いには理由がある、そんなクルマ作りは応援したくなります」。

段差を乗り越えた後の収まりや、ダンパーがググっとスムーズに収縮する様子なども感じられた参加者が多かった

 最後には土屋さんと道上選手の助手席に乗る同乗走行も実施。開発統括の福田さんが常々Moduloのコンセプトとして説明する「誰もが乗って楽しいクルマ」。

 レーシングドライバーでも一般ドライバーでも、そんなModulo Xの乗り味に唸りっぱなしの1日でした。

 今後もこのイベントは全国行脚をしていく予定です!! 次はあなたの街に??

もっと乗りたかった!! という参加者が続出だった

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