笹原右京がユーロカップ フォーミュラ・ルノー2.0初優勝!

 ベストカー本誌のモータースポーツコーナーで連載中の笹原右京選手。
世界に誇る日本の若武者で、今年はユーロカップ フォーミュラ・ルノー2.0と
フォーミュラ・ルノー2.0NECの両シリーズに参戦中。
そしてフォーミュラ・ルノー2.0の最高峰、ユーロカップで初優勝!


 ■スパフランコルシャン・レビュー

  • 5 月29 日(天気:曇り時々雨/路⾯:ドライ)
  • 練習⾛⾏1 回目 19 番手/練習⾛⾏2 回目 3 番手
  • 5 月30 日(天気:曇り/路⾯:ドライ) レース1 予選 2 番手
  • 5 月30 日(天気:曇り/路⾯:ドライ) レース1 決勝 優勝
  • 5 月31 日(天気:曇り/路⾯:ドライ) レース2 予選 ポールポジション
  • 5 月31 日(天気:曇り/路⾯:ドライ) レース2 決勝 2 位

 2015 シーズンのユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0(EURO CUP FR2.0)第2 大会は、5 月29〜31 日にベルギー・スパフランコルシャンで34 台が参加。ART ジュニアチーム所属の笹原右京(ささはら うきょう/19 歳)は、レース1の予選で2位を獲得。

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:copyright:Paolo Pellegrini/:copyright:Dutch Photo Agency

 決勝レース1、笹原は鋭い加速で第1 コーナーのオールージュへ進入、上り坂のラディヨン手前でトップに⽴ちレースを開始。しかし、3 周目に発生した事故でセーフティカー(SC)が導入、4 周終了時点でSC が退去してレース再開となった。笹原はコントロールライン上で0.048 秒差まで迫ってきた2 番手のプレッシャーに耐えてトップを維持し、徐々その差を開き始めました。

 ところが、7 周終了時点で約1.7 秒まで開いた2 番手との差は、レース終盤にかけてジリジリと縮まり始めました。それでも笹原は得意のセクター2 で毎周毎周2 番手を突き離して、0.715 秒差でトップチェッカー。

 ユーロカップ フォーミュラ・ルノー2.0 での日本人ドライバーの優勝は、2005 年の⼩林可夢偉選手(6 勝を挙げて同年のシリーズチャンピオンを獲得)以来の快挙。

 予選2 回目にも笹原はグループA から出場。残り時間7 分でグループA のトップタイムを叩き出すと、その翌周には2 分17 秒321 でグループB のトップタイムを早くも上回った。さらに、残り時間3 分で2 分17 秒117 を記録してほぼポールポジションを手中にしたあと、いったんクールダウンラップを挟んで最後のタイムアタック。

 攻めすぎてコースアウトして自己ベスト更新には⾄らなかったものの、笹原はフォーミュラカーレースに転向してから初めてのポールポジションを獲得!

 決勝レース2、ポールシッターの笹原は再びスタートを決めて、1 周目をトップで戻ってきた。自分のスリップストリームを使われないよう、序盤から攻めて後続を引き離していった。その後、3 番手から2 番手へ浮上してきたライバルに6 周終了時点で約2.4 秒の差をつけて、このまま逃げ切るかと思われました。

 ところが2 番手のライバルが快調なペースで笹原を徐々に追い上げ、11 周終了時点でその差は約0.4 秒にまで接近。迎えた最終周、笹原のスリップストリームを使った2 番手のライバルがトップに躍り出ました。笹原も最後まで粘って逆転を狙いましたが、惜しくも約0.5 秒差の2 位。

 もっとも、優勝と2 位の獲得でドライバーズランキングは6 位へ急浮上。笹原の次のユーロカップ フォーミュラ・ルノー2.0 出場は、6月12〜14 日にハンガリー・ブダペストで開催される第3 大会となる。

■笹原右京のコメント

 「決勝レース1の優勝はホントによかった! そして⽀援者さまへ結果を届けられることにホッとしました。スタートの反応がバッチリ決まり、すぐにトップのクルマの真横に並んでオールージュに入り、相手も踏ん張っていたので緊張しながらも、ラディヨンを抜けたときには頭一歩前へ出てトップに⽴っていました。レースは全体的にセクター1 が遅く、これは7 速のギア比が合っていなくてエンジン回転が伸びなかったのが原因です。

 それでもセクター2 で後続を引き離して、一周で⾒れば帳尻を合わせることができました。操縦性については、予選まではアンダーステア傾向だったのですが、決勝ではオーバーステアが強くなり⼾惑いがありました。レース序盤にセーフティカーが入ったのは、僕にとっては幸いでした。

 2 番手の選手が3 番手の選手と競り合うことで、自分に対するプレッシャーが少なくなったからです。念願のユーロカップでの表彰式、僕らのガレージはオールージュ近くに割り当てられて、表彰台まではかなり遠かったにもかかわらず、チームスタッフのほぼ全員が喜びを共有しに来てくれて感動しました。スパの表彰台で聴く君が代は最高でした!」

 「予選2 回目には、前日に悩まされたアンダーステア対策を施して予選に臨むつもりでした。しかし、先に実施されたグループBの予選を⾒ていたら、意外にタイムが伸びていませんでした。そこで元のセッティングに戻して予選に挑んだ結果、コンディションにバッチリと合いました。

 トップタイムをほぼ手中にしたあとの最終周には、さらに2 分16 秒台を狙ってアタックし、セクター1 で自己ベストを記録したのでこれは⾏けるかなと思ったのですが、セクター2 でコースを飛び出してしまいました」

 「決勝レース2 の結果は本当に悔しくてたまらない気持ちです。スタートも決まり前半は快調でした。レース展開の⾯でも後ろが競り合ってくれたので引き離せていました。ところがマシンのセッティングの影響なのか、後半はガクッとタイヤが厳しくなりました。何とか最後まで持たせようと、必死でマシンをだましだまし運び続けましたが、最終ラップのケメルストレートに入ったところで後ろにぴったりと食いつかれて、ペナルティと紙一重のところで必死に抵抗し粘りましたが、それ以上は為す術なしでした。

 反⾯、あの状況でよく最終ラップまで持ちこたえたとも感じます。レース後も、いろんな悔しさがありずっと考えています。この悔しさをバネに、次戦もチームとともに精一杯やっていきます。今後も皆さまのご声援とご⽀援をよろしくお願い致します!」

レース1ダイジェスト

レース2ダイジェスト

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