笹原右京がユーロカップ フォーミュラ・ルノー2.0初優勝!

■笹原右京のコメント

 「決勝レース1の優勝はホントによかった! そして⽀援者さまへ結果を届けられることにホッとしました。スタートの反応がバッチリ決まり、すぐにトップのクルマの真横に並んでオールージュに入り、相手も踏ん張っていたので緊張しながらも、ラディヨンを抜けたときには頭一歩前へ出てトップに⽴っていました。レースは全体的にセクター1 が遅く、これは7 速のギア比が合っていなくてエンジン回転が伸びなかったのが原因です。

 それでもセクター2 で後続を引き離して、一周で⾒れば帳尻を合わせることができました。操縦性については、予選まではアンダーステア傾向だったのですが、決勝ではオーバーステアが強くなり⼾惑いがありました。レース序盤にセーフティカーが入ったのは、僕にとっては幸いでした。

 2 番手の選手が3 番手の選手と競り合うことで、自分に対するプレッシャーが少なくなったからです。念願のユーロカップでの表彰式、僕らのガレージはオールージュ近くに割り当てられて、表彰台まではかなり遠かったにもかかわらず、チームスタッフのほぼ全員が喜びを共有しに来てくれて感動しました。スパの表彰台で聴く君が代は最高でした!」

 「予選2 回目には、前日に悩まされたアンダーステア対策を施して予選に臨むつもりでした。しかし、先に実施されたグループBの予選を⾒ていたら、意外にタイムが伸びていませんでした。そこで元のセッティングに戻して予選に挑んだ結果、コンディションにバッチリと合いました。

 トップタイムをほぼ手中にしたあとの最終周には、さらに2 分16 秒台を狙ってアタックし、セクター1 で自己ベストを記録したのでこれは⾏けるかなと思ったのですが、セクター2 でコースを飛び出してしまいました」

 「決勝レース2 の結果は本当に悔しくてたまらない気持ちです。スタートも決まり前半は快調でした。レース展開の⾯でも後ろが競り合ってくれたので引き離せていました。ところがマシンのセッティングの影響なのか、後半はガクッとタイヤが厳しくなりました。何とか最後まで持たせようと、必死でマシンをだましだまし運び続けましたが、最終ラップのケメルストレートに入ったところで後ろにぴったりと食いつかれて、ペナルティと紙一重のところで必死に抵抗し粘りましたが、それ以上は為す術なしでした。

 反⾯、あの状況でよく最終ラップまで持ちこたえたとも感じます。レース後も、いろんな悔しさがありずっと考えています。この悔しさをバネに、次戦もチームとともに精一杯やっていきます。今後も皆さまのご声援とご⽀援をよろしくお願い致します!」

レース1ダイジェスト

レース2ダイジェスト

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