先日の、ベストカー読者の「好きな現行モデル」を自由に投票してもらった「【GT-R ロードスター WRX STI】 ベストカー史上最大のアンケート!! 読者が一番好きな現行モデルはどれだ!?」に続いて、今回は「歴代モデル」のランキング結果を公開。
結果は、トップ10のすべて国産車が占めた。輸入車で名を連ねたのは17位のカウンタックLP500(まさにインパクトある輸入車トップ!)が最高。
それだけ「好きな歴代車は?」と聞かれると、走りが楽しく印象に残る国産車が思い浮かぶということなのかもしれない。
※本稿は2019年5月のものです。本企画は、ベストカーWeb上でアンケートを公募し(5月9〜13日)、それに寄せられた票と意見で構成しています。回答者の年齢は17〜71歳。誤った回答、無回答は集計の数値には含めていません
文・写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年6月26日号
■トップ10はすべて国産車。その顔ぶれは?
さてまずは、やはり1位というべきだろうか。堂々1位となったのはマツダ RX-7(FD型)。
●1位…マツダ RX-7(FD3S型・1991年) 162票
実に162票を獲得。2位のGT-R(R32)に50票近くもの大差をつけた。主な選出理由を挙げてみよう。「カッコよさ、軽量、高バランス、ハイパワー」(55歳)。「たくさん乗り継いできましたが、今までで最高の一台」(50歳)。「今乗っているクルマでロータリーに勝るものはない」(30歳)。「流線形のフォルムが格好いい」(25歳)。ほかにはないロータリー搭載でほかで見ないスタイル、1位も納得です。
2位、3位にはGT-Rがランクイン!それぞれ一票を投じた理由が知りたいところ。
2位のR32 GT-Rについては、「当時、憧れのクルマでした」(50歳)。「直列6気筒、FRで軽量、コンパクトでMT。デザインも好み」(45歳)といった声が。
●2位…日産 スカイラインGT-R(R32型・1989年) 114票
3位のR34 GT-Rでは、「前所有車で、大変楽しませてもらったから一票」(25歳)。「RB26エンジンの魅力。デザインも今見てもいい」(33歳)。「カッコよすぎないはずなのに滅茶苦茶にカッコいいから」(25歳)という声が聞かれた。
●3位…日産 スカイラインGT-R(R34型・1999年) 84票
それぞれに好きなGT-R、思い入れもたっぷりある感じです。
ベスト10を見ると、ランエボ(4位)やインプSTI(8位)、AE86(5位)が入っているのはある意味順当な感じがする。そのなかで目にとまるのが6位 S2000と7位 CR-X(初代)というホンダ勢。
●6位…ホンダ S2000(1999年) 51票
●7位…ホンダ CR-X(初代・1983年) 48票
特にCR-XがRX-7(FC型・10位)やロードスター(11位)、シルビア(14位)などより上位にきているのは目を引く。主な理由を紹介しよう。
「惚れ惚れするスタイリングとキビキビした走り。価格も含めて完璧」(47歳)。「こんなクルマ、もう現われない」(48歳)。「初めての愛車で運転の楽しさを知ったから」(48歳)……など。ホンダならEVでCR-Xの志を受け継ぐモデルがこの先登場しそうだが……、期待したい。
現行モデルのランキングで1位のロードスター、歴代では初代のNA型が11位。「すたれていたライトウェイトスポーツを復活させた金字塔といえる一台」(42歳)。「運転が超絶楽しい! ショートストロークのMTが気持ちよすぎ」(51歳)……といった軽さ、楽しさが理由の声が多い。
さて、全体を見てみると、スカイラインが数多く入っているのが目につく。9位=4代目、13位=8代目、19位=7代目、26位=3代目……など。それだけ愛されたモデルが多いということ。
●9位…日産 スカイライン(4代目・1972年) 42票
同じセダンのクラウン。こちらは11位に12代目(ゼロクラウン)が初登場となった。
●12位…トヨタ クラウン(12代目・2003年) 40票
「見た目が洗練されていて格好いい」(42歳)。「日本の高級車といえばクラウン。12代目は衝撃もあった」(48歳)など、心に残るクラウンであることが声でわかる。
さらに追っていくとMR2(初代)とプレリュード(2代目)が23位というのが意外といっては失礼だが、健闘といえそう(26位の180SXより上)。またスープラはA80型(30位)がA70型(49位)より上位につけるカタチになった。新型も後世で愛される名車となるだろうか?
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