シビックタイプR、GT-Rら現行国産車に探す 未来で賞賛されるべきエンジン 7選

■LEXUS 2UR-GSE(RC F/V8 4968cc 481ps/54.6kgm)

(SELECT・TEXT/西川 淳)

 日本で最後まで残った自然吸気大排気量マルチシリンダーというだけで、もうニッポンの名機コレクション入り確実な2UR-GSE。“G”のひと文字にシビレた。レクサスのトップモデルに積まれているが、ミドルセダンにV8を押し込んだ、初搭載の「IS-F」が白眉だったと思う。

・先進性…★★★☆☆ 3
・加速の伸び…★★★★☆ 4
・トルク感…★★★★☆ 4
・スムーズさ…★★★★★ 5
・静粛性…★★☆☆☆ 2

■NISSAN NMKVBR06(デイズ/eKワゴン/直3 659cc 52ps/6.1kgm)

(SELECT・TEXT/渡辺陽一郎)

 デイズとeKシリーズのBR06型は直3ながら優れたエンジンだ。最大トルクは3600回転で発揮され、実用域の駆動力が高い。1300回転付近から滑らかに加速する。ノイズも抑えられ、音質も含めて回転感覚を洗練させている。

・先進性…★★★★☆ 4
・加速の伸び…★★★☆☆ 3
・トルク感…★★★★☆ 4
・スムーズさ…★★★★★ 5
・静粛性…★★★★☆ 4

■NISSAN VQ37VHR(フェアレディZ NISMO/V6 3696cc 355ps/38.1kgm)

(SELECT・TEXT/国沢光宏)

 今や我が国は気合いの入ったエンジンを作るエネルギーなし。ということでVQ37も「強いて言えば」です。そもそも乗用車用エンジンのため、高回転域で厳しい。とはいえ現時点ではVQ37に匹敵する元気なエンジンはなくなってしまった。

・先進性…★★☆☆☆ 2
・加速の伸び…★★★☆☆ 3
・トルク感…★★★☆☆ 3
・スムーズさ…★★★★☆ 4
・静粛性…★★★☆☆ 3


【番外コラム】 現行NSXが積むJNC+3モーターは10年後の名機となるか?

(SELECT・TEXT/国沢光宏)

 NSXのパワーユニットは今やモータースポーツの主役となっている高性能エンジン+モーターである。F1もル・マンもハイブリッドだ。燃費を改善させつつパワーを引き出そうとすれば必然の流れだと思う。といった観点でNSXのパワーユニットを見ると、なかなかレベル高い。

迫力のエキゾーストノートなども魅力のNSX。700ps級を目指していただきたい

 ただ現在のシステム出力=581psは少しばかり物足りない。こいつを700psくらいまで引き上げたら、きっと官能的な魅力も出てくることだろう。進化させていかないとアカンです。ということで名機予備軍ですね。

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