豊田自動織機は、2月27日、国土交通省より「国内認証における法規違反の対象エンジン3機種について基準に適合していることが確認されたため、出荷停止指示を解除する」との決定を受け、トヨタ自動車は、2024年3月4日から対象エンジンを搭載する国内向け車両の生産・出荷を再開することに合わせて、豊田自動織機も同日、対象エンジンの生産・出荷を再開した。
文/ベストカーWeb編集部、写真/トヨタ自動車、ベストカーWeb編集部
■ハイエース、ランクル300のほか、アルファード、ヴェルファイアの生産も再開
2024年1月29日、豊田自動織機は、エンジン国内認証における法規違反について国土交通省をはじめとする監督官庁へ報告し、国土交通省が対象機種の基準が適合しているかどうか検証を行った。
その結果、自動車用エンジン3機種について、基準に適合していることが確認され、2024年2月27日、国土交通省より、豊田自動織機製のディーゼルエンジンの出荷停止指示を解除するとの決定があった。
本決定を受け、豊田自動織機はハイエース、グランエース、ランドクルーザープラド、ダイナ/デュトロ=1GD、ハイラックス=2GD、ランドクルーザー300=F33A対象エンジンの生産・出荷を再開した。
トヨタ自動車も同日、2024年3月4日から対象エンジンを搭載する国内向け車両の生産・出荷を再開した。
対象車両は、豊田自動織機よりエンジンの供給を受けている、いなべ工場第1ライン(自動織機不正対象エンジン搭載車両:ハイエース、エース、グランエース)および稼働停止となっていたアルファード、ヴェルファイア、岐阜車体第1ライン(自動織機不正対象エンジン搭載車両:ハイエース、エース)および救急車、吉原工場生産のランドクルーザー300の国内仕向け(海外生産分は再開済み)。これにより、国内はすべての工場での生産を再開し、国内仕向けの車両の出荷を再開することとなる。
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