世界の3大モーターショーのひとつ、フランクフルトショーが 9月15日に幕を開けた(9月27日まで開催)。お膝元であるドイツメーカーが気合いの入った出展を繰り広げるなか、 日本のビッグ3の注目モデルを速報レポート!
☆トヨタ
ラスベガスで新型プリウスのデザインを世界初公開したトヨタは、フランクフルトショーに出展し欧州初披露。そのプリウスとともに注目を集めたのが、C-HR Concept。
14年のパリサロンで世界初公開されたコンセプトカーだが、その時は3ドアだったものが今回のフランクフルトショーでは5ドアとなりより洗練された。エクステリアデザインはトヨタが推進するキーンルックの最新進化型ともいえるものだ。
プリウスと主要コンポーネンツを共用するプリウスSUVといえるC-HRの市販モデルは来年3月のジュネーブモーターショーで公開され、日本での販売開始は来年秋が有力。
☆日産
日産はインフィニティQ30の市販モデルを世界初公開。このQ30はメルセデスベンツAクラスのコンポーネンツを使ったプレミアムコンパクトで、日産では〝アクティブコンパクト〟と位置づけている。
クロスオーバー的なキャラクターのプレミアムコンパクトはグローバルカーとして世界中で販売される。日本ではインフィニティブランドの販売はしていないが、Q30が日本でも販売されるのは間違いないところ。日本導入は来年となると予想。
GripzConceptは日産のお家芸であるEV技術をベースしたハイブリッドSUV。
コンセプトカーではGripzConcept(グリップス・コンセプト)を世界初公開。デザインは日欧のデザイナーの共作で、力強い面構成と繊細な曲線がミックスされている。パワートレーンは日産のEV技術をベースにしたシリーズハイブリッドEVとなっていて、近い将来日産車に確実に搭載される技術を先行搭載している。
☆ホンダ
ホンダがフランクフルトショーで世界初公開したのは、プロジェクト2&4。名前のとおり、クルマとバイクの技術を融合したコンセプトカーだ。2輪と4輪の両方を手がけるホンダならではの1台で、コンセプトカーとはわかっていてもすぐにでも欲しくなる1台に仕上げられている。
F1マシンなどのフォーミュラカーを彷彿とさせるデザインで、コックピットは片側に設けられている。エンジンはMoto GPのRC213Vの公道仕様RC213V-Sに搭載されている999㏄、V4で、最高出力は215psでエンジンは最大1万4000rpmまで回る!
そして車重はわずか405㎏!夢物語に終わらせないでほしい1台だ。フランクフルトショーの詳細は9月26日発売のベストカー10月26日号にて。そのほかの注目モデルのほか、市販可能性、発売時期も徹底調査!
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