豊田自動織機は2024年3月22日、エンジン国内認証における法規違反により同年2月22日付で国土交通省より是正命令を受けた件で、抜本的な再発防止策をとりまとめて国土交通省に報告した。
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカー編集部、トヨタ、豊田自動織機
■ディーゼルエンジンの出力試験で違反
そもそも豊田自動織機は2024年1月29日、エンジン国内認証における法規違反の件で国交省をはじめとする監督官庁へ報告し、国交省側は対象機種の基準適合について検証を行っていた。
その検証結果から自動車用エンジン3機種は基準に適合していることが確認されたため、同年2月27日に豊田自動織機のディーゼルエンジンの出荷停止指示は解除されている。
この時、豊田自動織機はハイエースにグランエース、ランクルプラド、ダイナ/デュトロの1GD搭載車、ハイラックス(2GD搭載車)=トヨタモータータイランド製、海外試乗向けランクル300(F33A搭載車)の生産&出荷を再開している。
豊田自動織機の違反についてだが、トヨタが認証手続き用に豊田自動織機に依頼した自動車用ディーゼルエンジン3機種の出力試験でグローバル10車種(国内車種6車種)が違反となった。
豊田自動織機によれば、出力試験時に量産用とは異なるソフトを使ったECUを使用してエンジン出力性能を測定。測定した数値が安定したものになるよう、数値のバラつきを抑えて報告されていたのだ。
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