GT-R、スープラ、NSX…ニッポンのスポーツクーペ復活タラ・レバ物語

トヨタスープラ後継

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 BMWと共同で開発が進められているFRスポーツ。V6ターボハイブリッドを搭載し、’18年に登場の予定。

 ●最高のシナリオ

 欧州では評判のよくないトヨタハイブリッドシステム(THS)。高速走行の多い欧州では燃費性能を発揮しにくいのと運転が楽しくないのがその主な理由だが、BMWとの共同開発で、そのあたりが大幅に改善されることが期待される。世界を喜ばせる初めてのTHSになれれば大成功!

 ●最悪のシナリオ

 それができなかった場合、単なる2ドアクーペのハイブリッド車という評価となる。それならわざわざ不便なクーペを買う必要はないわけで、これまでの常識を打ち破る走りの楽しさが求められる。

ホンダ NSX

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 V6、3.5Lツインターボ+3モーターのハイブリッドスポーツ。後輪はエンジンとモーターで、前輪は左右独立のモーターで駆動する方式で、異次元のコーナリングを可能にする(という噂)。日本発売は’17年に入ってからか。

 ●最高のシナリオ

 左右の駆動力差で曲げる装置がハマると、まさしくオンザレールのコーナリングが可能となる。その走りで欧米のスーパーカーメーカーを存分に驚かせてほしい!

 ●最悪のシナリオ

 えてしてこういう新システムは違和感がありがちで「速く曲がればいいってもんじゃない!」と煙たがられる可能性も。そうなった日には「初代NSXを返せ運動」が勃発してもおかしくない。

レクサスSC

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 V6、3.5Lハイブリッドを基本に、V8、5Lの「F」の設定も期待される高級クーペ。’16年1月のデトロイトショーで市販型を発表し、国内販売は秋頃からの予定。

最高のシナリオ

 世界の富裕層に「レクサスもいいね!」と思わせ、ベンツ、BMW、アウディの客を奪うのがSCの使命だ。

 ●最悪のシナリオ

 お・も・て・な・し、だけで通用するほど世界は甘くない。デザイン、走り、装備、画期的な新技術など、強敵を相手にするにはすべてが高レベルでなければ無理。これでコケたらさらに日本の高級車はナメられる!

日産スカイラインクーペ

Infiniti Q60 Concept

 レクサスSCと同じくデトロイトショーでデビュー。エンジンはV6、3Lツインターボと発表済みで、これにハイブリッドも加わりそう。日本での発売は’17年に入ってからと予想される。

 ●最高のシナリオ

 EVと自動運転しか話題のない最近の日産に、久しぶりにクルマ好きが食いつくネタが登場。美しいスタイルと爽快な走りで、日産ファンも胸アツになること確実!

 ●最悪のシナリオ

 本当に最悪のシナリオとして「実は日本では売りません」という可能性もゼロではない。そんなことになったら、日産ファンが本社(横浜)の前でデモを起こすかもよ?

ホンダS2000

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 NSXの日本での価格は1500万円とも1800万円とも言われている。さすがに高かろうというわけで計画されているのが、その弟分にあたるS2000だ。エンジンはシビックタイプRの2LVTECターボで、ミドシップ。サイズも性能もミニNSXにふさわしいものとなる。登場は’18年か。

 ●最高のシナリオ

 NSXの弟分と言っても価格は600万〜700万円クラス。決して安いものではなく、ライバルはポルシェケイマンクラスとなる。ケイマンに勝てる走りを実現できれば言うことなし!

 ●最悪のシナリオ

 なんとかの弟分というのは意外と商売が難しい。どうしたって本家に見劣りするからだ。S2000も相当いいクルマに仕上げないと「プアマンズNSX」なんて身も蓋もない呼ばれ方をされる可能性を秘めている。

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