GT-R、スープラ、NSX…ニッポンのスポーツクーペ復活タラ・レバ物語

日産フェアレディZ

 実はあまり情報がないのだが、次期モデルの開発が進んでいることは確か。北米では「伝説のクルマ」で、なくすことは商売的にも心情的にも難しい。次期スカイラインクーペに搭載されるV6、3ℓツインターボを使った2シータークーペになりそうだ。登場は’18年か?

 ●最高のシナリオ

 スープラ後継の競合車となる次期Z。おそらくサイズも性能も価格も同等となる両車だけに、日米欧で熾烈な争いになるはず。その対決が自動車雑誌やクルマ好きの間で話題になれば、スポーツカー全体が盛り上がる。それが最高のシナリオだ!

 ●最悪のシナリオ

 対決が不発に終わること。Z、スープラ後継ともに「別に相手を意識していませんから」なんてクールな態度を取られるとドッチラケ。ここはひとつ、無理にでも因縁の対決風なドラマを作ってもらいたい。ゴングは’18年だ!

ホンダ CR-Z

 次期モデルの計画が進んでいる2代目CR-Z。初代同様、FFのハイブリッド専用車となるのか、1・5ℓVTEC直噴ターボを採用するのか情報は錯綜しているが、’18年のデビューを目指して開発進行中。

 ●最高のシナリオ

 ’16年以降の新車としてNSX、S1000、S2000、そしてこのCR‐Zがリストに挙がるホンダ。もしもこのすべてが登場したら、ファンは「ホンダ、どんだけスポーツカー作るねん!」と嬉しい悲鳴を上げることだろう。それが最高のシナリオだ!

 ●最悪のシナリオ

 さすがにスポーツカー多すぎ。「こんなにいらんよね」と経営陣が冷静に判断したら、外される可能性が最も高いのはこのクルマのような気がする……。

マツダ ロータリースポーツ

 ’15年の東京モーターショーで発表された次世代ロータリースポーツ。マツダがロータリーを諦めていないという姿勢を示したという事実が大切。最新情報では新技術を満載したガソリンターボで開発が進められているという。登場は早くて’18年か?

 ●最高のシナリオ

 従来のロータリーの常識をすべて打ち破るエンジンになること。燃費、排ガス、そしてパワー&トルク! オールドファンは感涙にむせび、ロータリーを知らない世代は新鮮さに打ち震える。そんなクルマにぜひなってほしい!

 ●最悪のシナリオ

 そうは簡単にいきそうにないのも事実。「いろいろやってみたけどダメでしたぁ」ってなる可能性はもちろんある……。

日産 GT-R

 延びに延びて、次期型のデビューは’19年とも’20年とも言われているGT-R。現行型が’07年発売だから、そこまで引っ張るとしたら12〜13年のモデルサイクルということになる。「スーパーカー界のジムニーや〜」って喜んでいる場合じゃない!

 ●最高のシナリオ

 どんなクルマになるのか想像が難しいが、どれだけ先になっても「待った甲斐があった!」と思わせるクルマになっていれば大成功。いや、そうならないとダメでしょ!

 ●最悪のシナリオ

 相当な確率の高さで心配なのは「GT-R好き」と言われるゴーン社長がその頃には退いている可能性が高いこと。次期トップが「もうGT-Rの時代じゃないでしょ!」なんて言った瞬間、開発途上のGT-Rは闇に葬られる……。

※                                  ※                                    ※

 以上、日本のスポーツクーペの「タラ・レバ」を考えてみた。最悪のシナリオにならないことを祈るばかりだ!

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