人生に「タラ・レバ」はつきものだ。
「もし、あの美人と付き合えたら」という未来に対する明るい希望から「あの時、酔った勢いで社長のハゲ頭を撫でまわしていなければ」という取り返しのつかないものまで、世の中は「タラ・レバ」で成り立っているといっても過言ではない。
話は変わるが(すごく変わるが)、ここにきて日本車にスポーツクーペのスクープ情報が続々と飛び込んできている。一時、新型車がまったく出てこず、日本はクーペ不毛の地とまで言われた頃に比べると月とすっぽん。
その詳細は右のリストに示したとおりで、開発は進めているが、市販化決定までには至っていないというクルマまで含めると11車種。このリストには入れていないが、北米専売車になりそうなマツダのアテンザクーペまであって、国産大手3社+マツダは今、クーペに首ったけ状態なのである。
これら期待が膨らむ新型クーペが世に出たら、どういうことになるのか? そういう「タラ・レバ」を考えていこうというのがこの企画。はい、出だしの話と繋がりました。では、さっそくいってみましょう!
’16年以降に登場が予想される国産スポーツクーペの「タラ・レバ」を考えるこの企画。実際に登場したらどうなるか、その最高と最悪のシナリオとは?
トヨタS-FR
86より小さく安いFRクーペとして開発中。エンジンは1・5ℓクラスで200万円以下が目標。登場は’17年か?
●最高のシナリオ
’89年登場の初代ユーノスロードスターは欧州各社に影響を与え、ポルシェボクスターやBMW Z3が生まれるきっかけとなったクルマだった。S‐FRをきっかけに世界的にスモールFRブームになれば言うことなし!
●最悪のシナリオ
若者向けに開発されるクルマだが、実際に興味を持つのは、50代以上という危険性は大いにあり。
ホンダ S1000
S660のボディをワイド化して1Lターボを搭載するミドシップスポーツ。欧州市場がメインだが、日本でも販売。登場は’17年になりそう。
●最高のシナリオ
軽枠を取り払うことで、S660が持つ本来の性能を完全に発揮できるようになる!
●最悪のシナリオ
こちらが人気となり、S660は見向きもされなくなる可能性あり。いわゆる「本末転倒」というやつですか?
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