数年前から「あるぞ、導入するぞ、やるぞ」と言われていた“消費税10%”が、いよいよ翌10月1日から始まる。
新車購入の「2%アップ」はやはり痛い。が、9月30日までに登録が可能なら消費税8%で買えることになる。
…とは言いつつ、すでに9月も半ば。さすがにもう無理かな…と思っていたら「ディーラーに在庫があればまだギリギリ間に合うかもしれない」とのこと!
残された検討時間は長くないが、すこしでも納得の買い物をしてもらうため、先日お伝えした記事「消費税8%で買える車 50選」の中から、自動車評論家、そしてコスパの鬼 渡辺陽一郎氏がチョイスしたオススメ車7台をご紹介する。
※本稿は『ベストカー』本誌 2019年9月10号制作時点での情報です。紹介しているクルマが必ず増税前に買えるとは限りませんので、在庫状況等々、ディーラーにご確認をお願いします。
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文:渡辺陽一郎/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年9月10日号
■増税前、コスパで選ぶオススメ車はこれだ!
消費増税前に間に合い、なおかつ安全装備なども充実する買い得車として、まず軽自動車ではN-BOXが挙げられる。
●ホンダ N-BOX(価格:138万5640~224万4480円)
デイズやeKクロスも魅力的だが、後席の快適性、荷物の積みやすさ、乗り心地などを総合的に判断するとN-BOXが勝る。
また軽自動車は競争が激しいためスライドドアを備えたクルマも標準ボディの買い得グレードを150万円以下に抑えねばならない。
N-BOXも「G・Lホンダセンシング」を149万9040円に設定した。価格を考えると中身の充実度は高い。
コンパクトカーはフィットが買い得だが、11月中旬にフルモデルチェンジする。ノートはe-POWERが魅力だが、価格が高い。そこでスイフトを選ぶ。
●スズキ スイフト(価格:156万1680~194万9400円)
後席と荷室は狭いが、内装と運転感覚は上質だ。「マイルドハイブリッドRS」は、エアロパーツや安全装備を充実させて価格は178万7400円になる。
後席の快適性も重視するなら、ミドルサイズのインプレッサスポーツを推奨する。車内が広く、視界もよいから運転しやすい。乗り心地も快適だ。
●スバル インプレッサスポーツ(価格:194万4000~261万3600円)
2Lエンジンの「2.0i-Lアイサイト4WD」は、実用装備を充実させて239万7600円になる。2WDなら220万円以下だから、買い得なファミリーカーだ。
さらに広い車内が必要なら、ミニバンのセレナを推奨する。ミドルサイズミニバンでは車内が最も広く、シートアレンジも多彩。
●日産 セレナ(価格:252万9360~365万7960円)
「ハイウェイスターV」なら、運転支援機能のプロパイロットはオプションだが、エアロパーツや両側スライドドアの電動機能を標準装着して、価格を293万2200円(※8月1日マイナーチェンジ後の価格)に抑えた。
SUVはCX-5が買い得だ。現行型は内外装が上質で、シートの座り心地も向上した。後席が広くファミリーでも使いやすい。
●マツダ CX-5(価格:257万〜387万7200円)
クリーンディーゼルターボの「XDプロアクティブ4WD」が334万2600円で、2.5Lガソリンに比べると31万3200円高いが、クリーンディーゼルはエコカー減税が免税だから、実質価格差は約19万円に縮まる。
セダンならクラウンだ。売れ筋グレードの価格は500万~600万円だが、レクサスやドイツ車よりは割安感がある。
●トヨタ クラウン(価格:460万6200~718万4000円)
走行安定性が優れ、内装も上質。上級車種では唯一日本向けに開発され、前後席に充分な居住空間を確保しながら、全幅は1800mmに抑えて混雑した街中でも運転しやすい。
541万6200円の「2.5L ハイブリッドRS」がベストだ。
ワゴンはレヴォーグに注目。全幅を1780mmに抑えて運転しやすく、ボディ剛性を高めたから走行安定性と乗り心地もいい。
●スバル レヴォーグ(価格:286万2000〜405万円)
後席にも余裕があり、4名で長距離移動を楽しめる。運転支援機能は渋滞に対応して、安全装備も先進的だ。
1.6Lターボの「1.6GTアイサイト」は、4WDと充実した装備を採用して価格は286万2000円だ。ミドルサイズミニバンの買い得グレードと同程度に収まる。
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