ロードスターRFがオートカラーアウォード2016グランプリを受賞

ロードスターRFがオートカラーアウォード2016グランプリを受賞

 クルマの印象はボディカラーの違いで大きく変わってくる。それほどクルマにとっては大事な要素だ。

 日本流行色協会(JAFCA)では毎年、クルマの最も魅力的なカラーデザインを選ぶ「オートカラーアウォード」を実施している。

 12月10日にその最終審査会が横浜美術館で行われ、今年のグランプリには「マツダ ロードスターRF」が選ばれた。今回はグランプリのほかに、特別賞が2つ選出されている。

 文:WEBベストカー編集部


マツダの世界観を体現する「マシーン ビューティ」

 「いい車は色が美しい(Good  Color  For  Good  Car)」。

 オートカラーアウォードとは、「車両のカラーデザインの企画力、形との調和、内外装すべてのカラーデザインの美しさ」といったクルマのカラーデザインを総合的に評価する顕彰制度で、今年で19回目を迎える。

 今年は14のノミネートがあり、グランプリに選ばれたのが「マツダ ロードスターRF」だった。

 「Machine Beauty(マシーン ビューティ)」をテーマとし、エクステリアに「マシーングレープレミアムメタリック」、インテリアに「オーバーン」のカラーを組み合わせている。

 外装色の「マシーングレー」は、“機械の持つ精緻な美しさを追求”したボディカラーで、鉄の無垢感のような質感表現を実現する。また内装色の「オーバーン」は、知的で成熟した大人の魅力を演出してくれる。

 担当デザイナーの岡本圭一氏は、「歴代、マツダはマシーンへのこだわり、“マシーンの美学”を追求し続ける会社」と語り、そこから今回の「マツダの世界観“Machine Beauty”を完成させました」という。

 今回のグランプリ受賞理由のひとつに「マシーンの鉄をイメージさせるグレーを、液体を思わせるような金属感により、グラマラスでセクシーなデザインとして作り上げた」と挙げられており、高く評価されている。

a
Machine Beautyをテーマとしたエクステリア

 また今回はグランプリのほかに特別賞がふたつ選ばれている。

 ひとつはホンダ NSX。バレンシアレッドパール(エクステリア)/レッド(インテリア)とヌーベルブルーパール(エクステリア)/ オーキッド(インテリア)を組み合わせた2台だ。

b
ホンダ NSX

 受賞理由として、NSXは「思わず足を止めて見てしまうような、存在感のある色。色の力を感じるカラーデザインである」

 もうひとつはヤマハのXSR900とビーノ・デラックスで、合計2台、6つのカラーコンビネーションとなっている。

MTM850 EUR 2016 XSR900
XSR900
MTM850 EUR 2016 XSR900
ビーノ・デラックス

 ヤマハは「四輪とは異なるCMF(カラー、マテリアル、フィニッシュ)が求められる二輪において、独自の新しい提案をしていることが評価される」などが挙げられている。

 なお、今回のノミネートは以下のとおり。

次ページは : 【ノミネート一覧】

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!