RAV4がトヨタを救った!? コロナ禍にも負けず第一四半期に黒字を出した!!

 2020年はコロナ禍の影響で自動車業界も大きな影響を受けている。決算発表についても多くのメディアで取り上げられているが、トヨタが今日8月6日に決算発表を行った。

 7月末に発表された2020年6月単月の販売統計ではRAV4の大ヒットをきっかけに、前年比84%まで売り上げが戻ってきているとの発表があった。

 注目の決算になるがトヨタはどこまで業績を回復させてきたのだろうか。

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文:ベストカーWeb編集部/写真:TOYOTA、編集部


■RAV4でトヨタがコロナ禍から復調の狼煙をあげた

RAV4はPHVもラインナップに加え日本のみならずグローバル市場で人気の車種となっている

 トヨタは2020年第一四半期(2020年4-6月)決算を8月6日に発表した。今年は世界規模での新型コロナウイルスによる経済活動の停止を受け、自動車会社各社も大きな影響を受けている。

 そんななかトヨタといえば復調の兆しが見えるニュースが事前に発表されていた。それが2020年6月単月の販売実績発表。

 なんとこのコロナ禍のなか前年比84%まで売り上げを戻したというのだ。中国がコロナ禍からの立ち直りで前年超えの実績を上げ、欧州も回復傾向。さらに日本市場も緊急事態宣言解除からの流れで販売面は回復しつつある。

RAV4のメイン市場となる北米では2019年に約44万台を売り上げており、ハイブリッド比率もあがってきている

 そのなかで特に注目したいのがRAV4。日本でも6月単月販売台数が4331台(2020年6月までの国内累計2万7215台)と大型SUVとしては異例の大ヒットを記録しているが、その波は世界的なものだったようだ。

 なんとグローバル市場も含めると2020年1-6月期にRAV4は42万6000台が売れ、主要市場の北米のみならず中国市場でも7万2000台の大ヒットとなっている。

 RAV4が2020年で最も売れたトヨタ車として世界的な躍進を遂げると同時に、コロナ禍でのトヨタの業績維持の立役者といっても過言ではないだろう。

■単独販売台数は昨年比69%を達成し4-6月期は黒字確保

ダイハツのロッキーはトヨタではライズとしてOEM販売。ライズの販売台数は2020年上半期の日本市場で敵なしの5万8492台と、ダイハツにもトヨタにも嬉しいニュースだ

 2020年1Q(4-6月期・第一四半期)のグループ企業である日野、ダイハツを含む連結販売台数は、前年同期に対して50%減となる115万8000台となった。

 しかしながらトヨタ/レクサス単独の販売台数については6月までの復調を維持しており170万6000台を記録。前年比69%となり復調傾向が読み取れる。

 営業収益 4兆6007億円、営業利益 139億円、税引前利益1182億円、当期利益1588億円を達成し、このコロナ禍のなかで大幅な販売台数減少のなかでも黒字を確保しているのは日本経済にとっても明るいニュースだろう。

 日本での連結販売台数については2019年4-6月期の販売台数が55万5000台に対し、2020年同期では38万5000台と前年比69.3%まで落ち込んでいるが、それでも黒字を確保したのは先述のRAV4の好調などが大きなポイントとなる。

 2021年3月決算の見通しについては期首前提の連結販売台数700万台を超える、720万台とトヨタは予想している。

RAV4を筆頭にハリアー、C-HR、そしてヤリスクロスとSUVを多く揃えるトヨタ。特にヤリスクロスは欧州市場を見込んだ設計でその走りはすでに評価が高く、売れる要素にあふれている1台

 プレゼンテーションのなかには「今後のトヨタ・レクサス販売台数の回復ペースについては、前年同期に対して、第2四半期は約85%、第3四半期は約95%、第4四半期は約105%と、徐々に回復していくことを見込んでおります」というスクリプトもあり、トヨタとしても明るい予測が立っているようだ。

 RAV4に続きハリアー、ヤリスクロスなどグローバル展開をするSUVを揃えるトヨタにあって、この目標クリアは決して無謀な数字ではないはずだ。今後のトヨタの動きにも注視していきたい。

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