トヨタ「ジャパンタクシー」 22年振り新型車が公道を走る!! 日本の景色がロンドンに!?


 日本のタクシーがセダンからロンドンタクシー顔負けの1ボックスカーに!? 10月23日、新型タクシー専用車、JPN TAXI(ジャパンタクシー)がついに発売。

 そして、発売日当日のイベントで早くも公道を走った!! 日本で唯一のタクシー専用車は、果たしてどんな車に仕上がっている?

文:ベストカーWeb編集部/写真:編集部、TOYOTA


トヨタのタクシー専用車として22年振りの新型発売

最もポピュラーな法人タクシー車両のコンフォート。JPN TAXIの発売に併せて2017年5月に生産を終えた

 街なかで“よく見かけるタクシー”といえば、この写真の車、ご存じトヨタの「コンフォート」(1995年発売)。教習車としてお世話になったという方も多いハズ。

 以前は日産の「クルー」や「セドリック営業車」もタクシーとして活躍していましたが、クルーは2009年に、セドリック営業車が2014年に生産終了。その後はコンフォートが唯一、新車で販売を続けるタクシー専用車でした。

 そのコンフォートに替わり、トヨタが22年振りに発売した新型タクシー専用車こそ、ジャパンタクシーなのです。

 ロンドンタクシーを彷彿とさせるデザインから、かなり大きなイメージを持つかも知れませんが、同車は5ナンバーサイズ。4400mmという全長はコンフォート(同4590mm)より“ちょっと短く”、1695mmという幅はコンフォートとまったく同じ。

シエンタをベースとし、全高は1750mmと高いが、5ナンバーサイズに収まるJPN TAXI
シエンタをベースとし、全高は1750mmと高いが、5ナンバーサイズに収まるJPN TAXI

エンジンは新開発のLPGハイブリッドで燃費大幅向上!!

 そして、ジャパンタクシーの大きなトピックは、そのエンジン。従来のコンフォートは2Lエンジンを搭載。対して、新世代のジャパンタクシーは1.5Lエンジンにモーターを組み合わせたLPGハイブリッド車として生まれ変わった。

 コンフォートタクシーが使用する燃料はガソリンではなくLPG(トランク奥の横長タンクにLPGが入っています)。新型のジャパンタクシーもガソリンではなくLPG仕様を継承しているのですが、特筆すべきは燃費のよさ。

 従来コンフォートが、JC08モード燃費で9.8km/Lだったところ、ジャパンタクシーは19.4km/Lまで向上しています。

 さらに、安全装備では緊急自動ブレーキのトヨタセーフティセンスC(アクアなどと同様)も全車に採用しています。

 そして、実車を見て驚くのは室内の広さ。FFとなった恩恵もあって、後席中央のでっぱりもなくなり、足もとスペースも随分広くなった印象。

 また、助手席側はスライドドアを採用(運転席側は通常のスイング式)し、フロア高も320mmと低く、幅広い人が使いやすい、タクシーらしい設計思想が随所に見られます。

後席は床がフラットになり、3人掛けの快適性も向上。充電用のUSB端子や読書灯も装備
後席は床がフラットになり、3人掛けの快適性も向上。充電用のUSB端子や読書灯も装備
助手席側にはスライドドアを採用
助手席側にはスライドドアを採用

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