■トヨタiQ(2008年登場)
当時欧州各メーカーが力を入れていた「Aセグメント」のモデルとして発売。全長2985×全幅1680×全高1500mmと現在の軽自動車よりはるかに小さいボディで、3名+子供1名(もしくは荷物)という割り切ったコンセプトで登場。
ネッツ店専売、1.3L追加、日本仕様を発売してないのに日本カーオブザイヤー受賞、グッドデザイン大賞、GRMN仕様限定車発売(2回)、アストンマーチンにOEM供給(「シグネット」)、EV仕様開発と、とにかく暴れ回った印象のあるモデル。2016年4月に一代限りで生産終了。
これだけやっても売れないのか、こんなにやっちゃったから売れなかったのかは、神のみぞ知る。
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まだまだ多くの「小さな高級車」があって、キリがないのでここらで筆を置くが、ザッと見回しただけでも各メーカー精一杯頑張ってこの市場を開拓しようとしてきたんだな……という気概は伝わってくる。
そういう惨憺たる状況で「まだいける」、「復活希望」と声高に叫ぶのはいささか気が引けるが……やはりこの「小さな高級車」の市場を輸入車に席巻されている状況は、(ますます高齢化が進むこともあって)憂慮しているところ。
トヨタさん、なんとか頑張って作ってもらえませんか。
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