2023年8月1日、日産フェアレディZの2024年モデルが登場した。Z NISMOも堂々たる発進となったが、なんとそのプレスリリースには気になる文言が。これって結局買えないってことじゃないのかね!?
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産自動車
■一般販売はナシでスタートする販売方法
華々しくデビューを飾った日産フェアレディZの2024年モデル。920万400円のZ NISMOの追加や、カスタマイズドエディションなどワクワクするモデルが追加された。
しかし先日も当サイトで報じたように大きな問題が起きているのは事実だったようだ。それがZ NISMOはすでにフェアレディZを予約している顧客のみ販売するということだ。
日産のプレスリリースには下記のような文言が入っていた。
【「フェアレディZ NISMO」は当面の間、「フェアレディZ」をご注文され、長期間お待ちいただいているお客さまの中で、NISMOへの振替をご希望される方のみへの販売とさせていただきます。(生産台数に限りがあるため振替希望者が多数となった場合は抽選とさせていただきます。)納期長期化の解消目途が立ち次第、新規のご注文受付を検討してまいります。】
つまり現状としてはディーラーに行ったところで購入するこができなってことだ。
■本当に新規注文の再開なるか?
第一印象としては苦し紛れなコメントにも思える。なんたって電動化や半導体問題などで全体の生産スケジュールが大きくずれ込んでいるご時勢。この「納期長期化の解消目途が立ち次第、新規のご注文受付を検討してまいります」は実現するのだろうか?
さらにフェアレディZの納期長期化にはいろいろな説があり、正確な理由は不明だ。北米での納期も長引いているし、街中でなかなかフェアレディZを目撃することもない。
Z NISMOのみならず標準車のフェアレディZも【現在「フェアレディZ」は納期長期化に伴い一時受注を停止しております。納期長期化の解消目途が立ち次第、新規のご注文受付を検討してまいります。】という注意書きが付された。
製造現場が苦悩していて、いろいろな解決策を模索している人たちがいることにも充分理解を示したい。ただいろいろと勘案しても現実的には受注再開はかなり難しいハナシというのは想像に易い。
日産のDNAであるフェアレディZとGT-Rが実質的に買えない状況に陥っているのは非常に残念なハナシだ。
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