実際の故障事例をチェック
編集部に寄せられた複数の事例では、炎天下の駐車中にダッシュボード上のスマホが数分後にシャットダウンし、再起動不可に。あるユーザーは液晶焼き付きでタッチ操作がまったくできなくなり、ナビ代わりに使っていたため帰宅難民に。メカニックショップでは、夏季の修理依頼が大幅に増加し、溶けた保護フィルムの粘着剤が内部に入り込んで修理費が高額化するケースも報告されています。
走行中の置き場もリスク
駐車中だけでなく、走行中のスマホ設置場所にも注意が必要です。エアコン吹出口付近に置けば乗員が涼しく感じても、ダッシュボード上のホルダーやタブレットマウントは直射日光を受け続け、冷房効果が及びません。
赤信号で停車中に数分スマホを放置しただけで過熱し、ナビが突然落ちるリスクもあります。特にタブレットを視認性重視でダッシュ上部に設置する場合は、走行中の視界妨げ防止と併せて、日差しを遮る位置取りを心がけましょう。
スマホ壊さない対策まとめ
遮熱シェード&カバー:高反射素材の専用サンシェードでダッシュボード直射日光をブロック。
風通しの良い保管:グローブボックスやセンターコンソールはエアコン吹出口寄りで、平均10℃程度の温度差を活用。
送風口ホルダー:エアコン送風口取り付け型ホルダーはQi充電対応のモデルも増加中。充電しながら冷却可能。
適切な設置場所の選定:走行中はダッシュボード中央ではなく、座席間のセンターコンソールや助手席側足元など、直射日光を避ける。
そもそも車内放置厳禁:コンビニやガソリンスタンドなど「数分だから放置でも大丈夫か」という油断がスマホ故障→数十万円がパアという悲劇を呼ぶ。子供やペットはもちろんのこと(もちろんこと!!)、スマホの車内放置も厳禁、と心に刻みましょう。
猛暑シーズンでもスマホを“クルマの墓場”にしないために、これらの対策を実践し、大切な端末をしっかり守りましょう。

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