■ヴァーチャルとリアル、両方体験できるのはクルマだけ!
森畑/シミュレーターっていろいろな分野があるんですよ。飛行機や電車とか、あるいは戦闘モノとか。でも、それらは一般の方々にとって、決してリアルでは経験しないもの。「ヴァーチャルとリアルの両方を体験できる」のってクルマだけなんですよね。でも、だからこそ細部にいたるまで忠実に再現しないと、すぐユーザーに見破られてしまうんです。三間さんのようなリアルなモータースポーツを知っていらっしゃる方にこそ、シミュレーターをもっと知ってほしいですね。
三間/これを知ったら夢がふくらみますね。シミュレーターで練習を積んだことをリアルな世界に活かせるんだから。僕らは今まで、さんざんガソリンとタイヤを使って、高いチューニングパーツを買って、ときにクルマを壊したりもしながら、大枚をはたいて練習してきました。けれどもシミュレーターなら、設定画面ひとつであらゆるマシンセッティングを試すことができる。
森畑/オンラインで誰かと闘うこともできますよ。メンバー同士でレースをしていただいて、それを世界中に配信したり。あるいはファンの方々にVART号に乗っていただくとか、VART号だけのワンメイクレースとか。赤城峠や首都高でイニシャルDの声優さんたちに走っていただいてオンライン配信したら、そのまんま『イニシャルD』ですね。
三間/それは楽しそう。現実では絶対にできないことですね。でも、僕の走りが公開されるのはちょっとイヤだなぁ……。それに若いメンバーに負けたら、ぜったい仲間割れする。僕は上手いひとのドライビングをシミュレーターで見てみたい。どこでブレーキを踏んで、どうステアリングを切っているとか。僕は教えてもらうのが下手だし、インカー映像を見てもなかなか感触がつかめなくて。
森畑/みなさんで走りを見直して、研究するのはいいかもしれないですね。他のジャンルのゲーマーさんたちを見ていても、プロの技を盗んで上手くなっていきますから。
■「リアル」を知る人こそ、「ヴァーチャル」の魅力が際立つ
三間/新型コロナ禍のご時世では、VARTのメンバーとはなかなか外で会ったり、練習することができなかった。ガレリアさんと出会う前は、市販のゲーム機で練習していたんですけどね。ガレリアとアセットコルサとのコラボには、より可能性を感じました。
森畑/なかには実車さながらの運転席を作って、大型モニターを囲むようにおいたり、VRを使って練習する方もいます。
三間/これなら僕だったら、実車を輪切りにして運転席だけを部屋に置いておきたい。どんどん深みにハマっていく感覚、わかる気がします。
森畑/私たちにとって、リアルなモータースポーツを知る方々のご意見ってとても重要なんです。ゲーミングPC(ソフト)と人とのインターフェイスをどうすべきかというのを含めて、勉強させていただくことが多い。VARTとのコラボモデルができたら、ひとりでも多くのみなさまにシミュレーターの魅力を、そしてeスポーツの楽しさを知ってほしい。
三間/僕みたいに今まで食わず嫌いしていたような人たちにこそ、シミュレーターをどんどん体感してほしい、と思うようになりました。逆にゲームしか知らない若い子は、こういうツールをきっかけにクルマが好きになったり、リアルなモータースポーツをやるようになったらいいな。
森畑/それは私も同感です。繰り返しますが「ヴァーチャルとリアル」をシナジーさせて楽しめるなんて、モータースポーツを含めたクルマ趣味だからこそできること。その両方を楽しみ尽くさなければもったいないですよ!
【GALLERIA VARTコラボモデル特設ページ】
https://www.dospara.co.jp/5gamepc/cts_collab_vart
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