簡易ボディコーティング剤といえば、誰もが一度は使ったことのあるだろう「イオンコート」。現在では「イオンコートクラシック」と「イオンコートレジェンド」の2種類が販売されている。なんと、この「イオンコート」、「クラシックは洗車機12回以上、「レジェンド」は洗車機20回以上通しても水玉コロコロ」と謳っている。本当なのか、実際にテストしてみた。
文・写真/ベストカーWeb編集部・中年オヤジO
■20代の頃、愛用していたイオンコート
お疲れ気味の中年オヤジが、なるべくお金をかけず、ラクに洗車やコーティング、メンテナンスを自ら行っていく本企画。
先日、大手カー用品店に行った際に、ひっそりと置かれていたクリンビューの「イオンコート」が気になっていた。「あ~、懐かしい、まだあったんだ、今度試してみよう」と。そこで、今回は「イオンコートクラシック」と「イオンコートレジェンド」を自腹購入し、施工することにした。
筆者が20代の頃、当時の愛車、NAロードスターに使っていたことを思い出した。「イオンコート」の発売は1988年からということだが、洗車した後、「イオンコート」を塗りこんで白くなってから乾いた布で拭きあげていくやり方で、夏場は汗だくになったのを覚えている。
ボンネットを4分割に分けて、比較対象商品として、水なし洗車売り上げNO.1というSOFT99の「WAXフクピカ」を一番左側に、その右側に「イオンコートクラシック」、その右側に「イオンコートレジェンド」、その右側に何も塗布していない未施工状態、一番右側に比較対象商品の中華製のボディコーティング剤の「魔パイ」を塗布した。
まずは「イオンコートクラシック」を施工していく。シャンプー洗車とクリーナーで確実に汚れや埃を落として水洗いし、乾いたマイクロファイバークロスで拭きあげていく。説明書には洗車後の濡れたボディではなく、乾いたボディに塗ってくださいと書いてあった。
ボトルをしっかり振って、同梱されていたスポンジに液剤を染み込ませ、時折、スポンジから出るキュキュという音が出るのを気にしながら、ボディに塗布していった。
液剤は前回試した、コメリやコーナンのボディコーティング剤と同じような白濁した薄い液剤で、伸ばしながら塗る感じだ。
数十秒で液剤が白く乾いてくるので、それを乾いた布で拭きあげていった。昔はもっと濃く、拭きあげも力を必要としたイメージが残っているが、この「イオンコートクラシック」はそんなに力を必要としなかった。いつからこうなったのかはわからないが、ラクなほうがいいので当然〇。
成分はフッ素樹脂、シリコーン、カルナバロウ、石油系溶剤、紫外線吸収剤と説明書に書いてある。
SOFT99の「WAXフクピカ」はスプレータイプのボディコーティング剤で、30cm四方に1回の割合で、液剤をボディにスプレーし、乾いた綿タオルで拭きあげていった。特に拭きスジや拭きムラも出ず、ラクに拭きあげることができた。この「WAXフクピカ」は持続3ヵ月とのこと。
さて、気になるのはやは水はじき効果と耐久性。耐久力については、パッケージに「洗車機に12回連続通しても水玉コロコロ!」。説明書をよく読んでいくと、同社のシャワリングテストでも「8カ月持続」と書いてあった。
そして、中華製の「魔パイ」は、ネットで話題になっている商品だが、塗りやすい撥水タイプのボディコーティング剤だ。パッケージには持続効果は書いていないが水はじき効果はバチバチで気持ちいい。
コメント
コメントの使い方車4代お世話になっています。レジェンドは拭き取りにやや難あり。クラシックに戻りました。
年二回のワックスで5年経過した車も新車同然の輝き。過去にデーラーで10万円もするコーティングをしたことがありますが、効果はそれ以上。取り扱いの店が減っているのでネットで探します。生産が終わるのならストックとして買っておきたいのですがその心配もなさそうです。
かれこれイオンコートクラシックのダークカラー用を25年位使っている。初期はタイホー工業から発売されていたし、商品も最初はフッソコートからイオンコートになり、いつからか経営母体が変わったと思うが、何より仕上げた後の艶が素晴らしく使い方続けているけど最近近くの店で取り扱いがなくなり入手出来なくなり手持ちが無くなったらAmazonかなと思っている。