お薦めドラレコ5選!!今一番欲しいカー用品

お薦めドラレコ5選!!今一番欲しいカー用品

 カーナビが欲しいカー用品から、あって当たり前の用品に変貌を遂げているが、今最も勢いがあるのがドライブレコーダー(以下ドラレコと表記)といっていい。事故対策だけでなく、ドライブの記録など、使い方はいろいろあって人気。

 しかし、勢いのある商品ゆえ発売されている商品はもの凄い数存在している。カー用品で定評のあるメーカーから、国内外の新興メーカーなどいろいろな企業がドライブレコーダーマーケットに参入して商品化している。

 激安商品もあれば高額商品もあるし、どの機能を優先したらいいかなどなど、正直どのモデルを買っていいのか迷っている人は多いはず。安くは買いたいが、安物買いの銭失いにはなりたくない。

 ここではクルマ業界一ドラレコに詳しいと定評のある高山正寛氏が、ドラレコの最新トレンド、機能を説明しつつ、お薦めの5台をランキング形式で紹介。

 なお、本企画で取り上げる商品の価格は、オープン価格のものと希望小売価格のもがあり、オープン価格商品の実勢価格は高山氏調べ。

 また、ドライブレコーダーを取り付ける場合、ショップなどに依頼すれば取り付け工賃がかかる場合があります。

文:高山正寛/写真:コムテック、ケンウッド、カーメイト、ベストカー編集部


人気があるから進化を続ける好循環

 今、カー用品の世界で最も勢いがあるのがドラレコであることは間違いないだろう。

 ITを含めたエレクトロニクスの業界団体であるJEITA(一般社団法人電子情報技術産業協会)の調べでも2016年度の出荷が145万68729台に対し2017年度は266万5309台、最終的なデータはこれからだが、2018年度は350万台に届く可能性もある。

 元々トラックなどの業務用として万が一の事故を状況を記録するイベントレコーダーとして使われていた物が民生用として販売されるようになったことはもちろんだが、前述した販売の加速ぶりは昨今の「あおり運転」を始め、ドラレコの有用性が注目されてきたことが大きい。

 ドラレコ自体は搭載したカメラが走行状況を録画することが目的だが、ここ数年間は万が一の事故の際の記録だけでなく、自分が走った軌跡などを本体や連携するカーナビ、またPCやスマホなどを使って楽しむ、いわゆる「ドライブログ」的な楽しみ方も拡がってきている。

 また性能面の進化は著しいものがあり、自車位置を同時に記録するGPSはもちろん、録画映像の高画質化、具体的にはフルハイビジョン画質は当たり前になりつつある。

 そして昨今のトレンドのひとつとして注目を集めているのが前後方向の録画機能である。

今話題になっているあおり運転の証拠撮影するにはフロントだけでなくリアも撮影できるドラレコが必要になる。フロントのみに比べて高くなるが効果は絶大

 前述したあおり運転はそもそも車両後方からが発端、これに対しリア側にもカメラを設置しフロントと同時に録画することで万が一の場合にも記録として残すことができる。

 またこれまでは走行中のみを記録するのがドラレコのメイン機能だったが、昨今では車両のいたずら、つまり停車中でも前後にカメラを装着することで抑止効果も含め、駐車監視機能として使うこともできる。

 いっぽうカメラを活用することで白線を認識し、はみだした際には警告を鳴らすLDW(レーンデパーチャーウォーニング)のような安全機能を搭載するものもある。

最近のドラレコの進化は目覚ましく、GPS機能に加え、LDW(レーンデパーチャーウォーニング)といった安全面に大きく貢献する機能まで搭載するモデルがある

 もちろん車両に搭載されるものと比べればあくまでも簡易レベルではあるが、今後性能が上がってくることで実用性は向上するはずだし、何よりもこれらの機能が搭載されていないクルマに乗っているユーザーや中古車などを購入した際にも便利な機能であることは間違いない。

 現在は低価格のフロント側のみを中心に徐々に前後2カメラのモデルが増えてきている。

 高性能化と同時に今後も価格は下がっていくことが予測されるが、いっぽうで通販などで低価格で販売されているモデルの中には必要な機能(GPSなど)が非搭載のものや、さらに言えば熱や振動対策が行われていない粗悪品もある。

 実際筆者もこれまで十数台購入してきたが「安物買いの銭失い」になったことも珍しくはない。購入時はネットのレビューだけでなく、販売店で相談したほうがいいだろう。

 またドラレコ本体を量販店やネットで購入するだけでなく、昨今では損害保険会社がドラレコを保険プランの中に組み込んで販売しているものもある。

 これはドラレコの中に通信ユニットを搭載することで万が一の事故(衝撃)を受けた際などには自動または手動で通報してくれる。

 これは過去、ドラレコの映像が裁判ではケースバイケースであまり有用性を持たなかったのに対し、昨今は画質の向上や事故時の速度や衝撃など証拠になるより詳細なデータが取得できるようになったことが大きい。

 保険会社も速やかな事故処理のためにドラレコを活用しようという動きなのだ。

 今後のトレンドとしては前後2カメラは当たり前になり、その上を行く360度録画できるドラレコも増えていくことは間違いないだろう。

 また前述した安全サポートする機能やテレマティクス機能の活用などますます充実していくはず。ドラレコの進化は一時期のカーナビの進化に似ておりますます加速していくだろう。

カメラが高性能になっているので、光量が足りない夜景撮影、暗い駐車場、トンネル内での撮影などでもクリアな動画を撮影することができる

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